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第10話 ある日の出来事 Side心翔
いつの間にか俺も寝てしまっていたが隣にある温もりが無くなっていたのに気づくのはそう時間は掛からなかった。
ベッドから起き上がり部屋を出るとテーブルにはディナーとデザートまで用意されていたが優ちゃんの姿はどこにも無かった。
バスルームか?
バスルームかと思い近づいて行くと音が聞こえて来る。
俺は気付かれないようにドアを開けるとシャワーを浴びている優ちゃんを背後から抱き締めて耳元で囁いた。
「愛してるよ」
「へっ?あっと、心翔?」
「何?他に誰が入って来るんだよ」
優ちゃんは慌てて後ろを振り返ろうとしたけれどその前に俺が優ちゃんの頭を掴んで俺の方に向かせて唇を奪った。
「ふうっ・・・ううっ・・・はぁぁ・・・・」
優ちゃんの唇を奪うと艶かしい声が漏れて来てまた俺の感情が抑えきれなくなりそうだ。
ヤバイなぁ〜。
抱いても優ちゃんを求めてしまう。
本当に重症だよな俺。
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