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第2話 カッコ悪いし、未練もタラタラ
このとき俺はもう自暴自失していた。
有名名門男子校を卒業して、美人な彼女にも恵まれて順風満帆だった。
男子高校ではイケメン2位をもらうくらいだった僕が……あんな美人な彼女ゲット出来るチャンスなんて、もうないかもしれないのに。
俺の人生は終わったんだ。
未練も全くない。
俺はわざとバイクのハンドルをきって反対車線に出た。
このまま車と衝突して死んでやる。
さよなら、父さん母さん。
さよなら、愛犬のファング(シベリアンハスキー)。
さよなら、別れた年上の彼女、希恋(Fカップ)。←巨乳好き
すると目の前には……大型ダンプカーだって?!
これは俺ひょっとして、遺体が木っ端微塵ンンンっ??!!
「ひぇぇぇぇぇぇっ!!こんな死に方いやだぁぁぁ」
俺は咄嗟にハンドルを再度きって、ガードレールに突っ込んだ。
ガードレールに衝突してから、俺の身体は痛いというよりも熱かった。
そして、遠くで……救急車の音が聞こえた気がした。
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