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第37話 THE・DOGEZA
「も、も、も、申し訳、申し訳ございませんです!!」
俺は地面に土下座すると、既に関係なさそうに呑気に座り込んでいるハッピーの頭もグイッと下げた。
「この通り、ごめん!だけど、本当にお金持ってないから月に一万円は払えない!!」
俺は本気で謝った。
いきなり犬が飛びついてきて怖いだろうし、自分の物を汚されてダメにされて、神が怒らずに冷静に対応してくれてるだけでも相当ありがたいことに違いないからだ。
「バイトも探してなるべく早く弁償するから!今は月に千円で勘弁してほしいんだ」
俺が再び頭を下げると、暫く沈黙が続く。
「あー…いいよ」
少ししてから神がポツリと言った。
「えっ?!」
「だけど、頼みがある」
頼み?
なんだ?
変な事じゃないだろうな…。
「食堂の席取りして欲しいんだけど」
は?
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