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運命
あの二箱のダンボールが無かったたら、俺たちは出会っても無かっただろう。今考えたら、あの時の配達の兄ちゃんは俺たちの愛のキューピットになったわけだけだ。感謝感謝。あの時、俺がいち好きグッズを買わなかったら、配達の兄ちゃんが間違えることも無かったわけだから、本当に少女漫画が好きでよかった!。まだ、互いが互いのことをよく知らねぇけど、これからゆっくり時間をかけて知っていこうと思っている。
「高藤さんって、かっこいいですよね」
「なに急に」
「思ったことはすぐ言ってよって、言ったじゃないですか」
「それは、痛かったりしたらって意味なんだけどな〜。…じゃあ、僕がかっこいいとしたら、龍馬君は可愛いよ」
俺のおでこにそっとキスをした。
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