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第32話
五匹の狼が満足仕切った頃には、もうすっかり日は沈んでおり、ようやく地獄から解放されたシエルはカクンと気を失った。
大量の精液を出されたシエルのアナルからは、コポコポと入りきらなかった分が、一筋の白い線となり床に垂れる。
「ハァ…ハァ……グルル……」
シエルを犯した狼の内の二匹は、興奮冷めやらずに、シエルを自分のものだとマーキングをするために、何度もシエルに体を擦り付けた。
そして、シエルに向かっておしっこをかけ始めた。
その瞬間、アルベールが一匹の狼を蹴り飛ばし、もう一匹を鞭で打った。
「汚ねぇな」
パァンッと鞭打つ音が響き、狼の血が飛び散った。
二匹の狼は動かなくなった。
アルベールの眼光は鋭く、それを見た残り三匹の狼は怯えながら、入り口でおすわりをして指示を待った。
アルベールはあとの三匹をまた元の檻へ入れ、汚くなったシエルを掃除するようにと、奴隷をシエルの眠る拷問室に放り込んだ。
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