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第9話

定期テストを無事に乗り越え、申し込んであったビターキャラメルに参加した。 なんか…… すごく小さな子が2人、タチの席にいる。見た目は9歳くらい。 しかも双子? うっかりジロジロ見ていたら目が合った。 「ボクたちに興味あるの?」 「え? あ、いや……」 「ないの?」 「えーっと……」 「ぼくたちのじゃ小さくて物足りなそう?」 「そこまで考えてない!! ……精通早かったんだなー、って」 「あぁ。ボクたち2人で触りっこしてたら精通しちゃったんだよね。だからこんな見た目なの」 そんなに早くからけしからん遊びをしてたなんて!! 「ちなみに15歳」 「同い年!?」 美味しい、これは美味しい。 でもタチ? 「受けは嫌?」 「嫌って訳じゃ……」 「じゃ、決まり! 3人でしよ!」 初めての3P……!! 少し強引な2人に手を引かれ、奥の半個室へと移動した。 「ボクはトリン」 「ぼくはクイン」 「おれはルー」 「………………ルー?」 「…………ねぇ、この子知ってる?」 「え? この子って、イーファ?」 見せられた画像にはイーファと友達数人が写っていた。え? じゃあもしかして委員長の知り合い? ちょっとまって、それだと少し気まずいよ! 「もしかしてミランの友達?」 「ミラン?」 「ほら、イーファのお兄ちゃんだよ」 「あぁ、そっちは知らない」 良かった! いや、知り合いくらいなら良いけど関係あったとか片思いしてたとかだと気になるし。 「じゃぁ、ちょっと本気出さそうかな?」 「へ?」 「ぼく達にメロメロになってもらう、って事」 脈絡は? 説明プリーズ! 朗らかだった2人が妖艶に雰囲気を変え、にじり寄って来る。 おれ、快楽に溺れてしまうの? ……いつもの事だけど。 ソファに引き倒され、顔や耳や首筋を撫で回される。唇のすぐ横とか鼻の頭とかくすぐったい!! 逃げようともがいたけど、シャツの中に入れられたもう1人の手が肌着の上からきゅうっと乳首を摘まんだら、何故か動けなくなった。あふん。 何この力加減、腰が砕けるんですけど!? 「乳首そんなに感じるの? かーわいい」 「ここ、くすぐったい? こっちは?」 身体が気持ちいいモードに切り替わり、くすぐったいだけだった唇の横も舐められて感じ始めてしまった。 深くキスして口内を蹂躙して欲しいけど、それだけはミランが良い。 「キスはまた後でね?」 あ、バレた? と一瞬考えられたけど、すぐに服を剥ぎ取られ、2人がかりで舐めまわされるとあっいう間に思考も溶けた。息ぴったりの双子が弱い所を同時に攻める。それなのに一番肝心な所には触れてくれない。 「も……お願い……イかせて……」 「そろそろ良いかな?」 「そうだね、トロトロだもん」 「!!!!」 小さな手でおれのペニスの根もとを優しく掴み、ぱくりと咥えて強く吸われた。目の前がチカチカした後、真っ白になる視界。いつもより長い射精感。 「今度は後ろね?」 弛緩した後孔に指を入れられ、解されていく。イったばかりなのに辛くないのは前立腺を避けてるから?なすがままに受け入れると、ミランに負けない圧迫感??? 「ボク、ここだけ成長が止まらなくて、ちゃんと普通サイズなの」 「だからぼくに入れてね?」 どっちだろう? 見分けがつかないけどアレが大きい方がおれに入れ、アレが小さい方がおれに跨がる。 こんなに小さな身体で大丈夫なのかと心配したけど、全く問題なくて、むしろきゅうきゅう締め付けて気持ちいい。 「後ろも前もって……やっ!あぁっ……」 「すごく良いでしょ? 「じゃあボク達の恋人になってね」 恋人? 恋人、は……ミラン。 「返事は?」 「恋人はミランだけ……。……初めての恋人……なのに……おれ……」 申し込みなんてキャンセルすれば良いだけなのに、最後にするから、と言い訳して来た結果。恋人になれって強要されるとか……自業自得なのか? 「ミランの恋人?」 「イーファのじゃなくて?」 「イーファ……? 可愛いけど……子供、だし……」 「なぁんだ。じゃ、イって良いよ」 「ふぁっ! あぁぁぁぁぁっ! やっ! ひぐっ! んにゃあぁぁぁぁぁっ!」 唐突に激しく抽送され前を扱かれて乳首に吸い付かれた。かなり焦らされたせいか軽く意識が飛んだ。でもなぜか満たされなかった。 「ごめんねー? 弟が恋敵のルーめ! とか言ってたからさ」 「弟の初恋を応援しようかと」 「……お前ら、そんなチビの言う事間に受けて……!!」 「気持ち良かったでしょ?」 「良……かった……けど」 「……けどって?」 「満足してないの?」 黙り込むおれに2人がかりでぶーぶー文句を言って、双子はさっさと帰ってしまった。 【会いたい】 なんだか気持ちが切り替えられず、ミランにメッセージを送る。返信はすぐに来た。 《もうすぐ両親が帰って来るけど、来るか?》 【邪魔じゃない?】 《うちの両親は会いたがってたぞ》 【息子さんを僕にください!】 《バーカ》 【なんでー?】 《もらうのは僕だ》 【もらってください!】 《……何かあったのか?》 【とにかくお邪魔します】 家に遅くなると連絡し、脇目も振らず全速力でミランの家を目指した。 早く 早く 早く!

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