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第83話
「やっぱ元旦のうちにしときたいだろ?」
微笑み伝えてくるアキラ。
「え?」
「今年初エッチ」
そう、耳元で囁く…
「アキラ…」
そんな色っぽいアキラにドキリとしてしまうが…
言葉に詰まってしまう。
「みずきはしたくない?」
「し、したくないわけないが…身体大丈夫か?」
アキラの言葉にかなり動揺しつつなんとか答えるみずき。
「だから平気だって、みずきがオレを気持ち良くさせて?」
そっとみずきの頬に触れて、軽く首をかしげて、上目遣いで囁く…
「アキラ…」
その言葉と仕草には、鼻血がでるかと思うくらいドキッとして…
駄目押しのお誘いに、みずきの理性も限界…
「辛くなったら言えよ…」
そう囁きながら、可愛い唇にキスを落とす。
「ん…」
頷き、微笑み返し…
みずきの頬に触れ、髪に触れながら優しいキスを受ける。
「アキラ…」
キスの合間に愛しい名前を囁き、さっき身につけたばかりの黒色のパジャマのボタンを外していく…
さらに素肌触れて、胸の突起を弄り細やかな刺激をあたえる。
「ん…は、ぁ…」
みずきの愛撫に甘く息をつく…
「アキラ…、風呂入ったばかりだし…ナカに出さないようにしたほうがいいか?」
そんなアキラに胸の鼓動を高鳴らせながら…囁く。
「ふっ、そんなコト気にしなくていいって」
真面目に問うみずきがおかしくてクスクス笑ってしまう。
「そうか…アキラを不快にさせたくないから…」
アキラの服を脱がせながら…気遣う。
「ばーか、不快とか思わないって、みずきの…オレのナカにちょうだい」
そっと気持ちを帯びているみずきの中心に触れながら…
可愛い顔を微笑まして、そんなことを囁く。
「っ…アキラッ」
「ん?」
「本当に…鼻血が出そうだ…」
アキラの可愛さに悩殺寸前のみずき。
そんな言葉が零れる。
「はは、出して出して、写真撮るから」
そう首を傾げるように笑う。
「アキラ…」
妖艶な中に無邪気さが混在していて…
そんなアキラが、可愛くて仕方ない…
「本当に愛してる…」
優しくキスを落としながら純粋な想いを伝える。
「ん…」
「アキラこと…好きで好きで仕方ない…」
アキラの素肌に触れながら…溢れる想いを囁く…
「ん、ありがと…」
そう、想われても…愛し返すことができない自分…
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