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身体、洗ってやるよ⑧
泡だらけの空の身体をシャワーで綺麗に洗い流してやる。
「…ふ、ぁん」
「なんだ、シャワー当ててるだけでも感じるのか?」
「ち、ちが…っ、もん」
違わないだろ。
白い身体、くねくねさせやがって。
イったばっかで敏感になっていることを差し置いても、感度の良い身体だ。
エロいんだよ、お前。
ふと、下腹部の泡を洗い流しているときに、空の申し訳程度に生えた毛が目に入った。
空は腕にも脇にも足にも毛がまったくなくツルツルだが、唯一ここにはちょっとだけ毛が生えてる。ちょっとだけだけど。
俺は、自分でも分かるくらいニヤァっと笑って、剃刀を手に取った。
「なっなに!?怖いよ、ひよしさん」
ニヤリ顔で刃物を持った俺は殺人鬼にしか見えなかったらしく、空がちょっと本気で恐がってた。
俺はあえてその顔のまま言った。
「空、パイパンって知ってるか?」
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