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身体、洗ってやるよ⑨
「な、なにそれ?」
やっぱり空は知らないようだ。
「パイパンってのは陰毛がない事だ。さぁ、今から空もパイパンになろう」
「…っ!?!?」
空は、俺の発言が信じられないといった顔をし、次の瞬間浴室から逃げ出そうとしたが、当然俺はそうすることがわかっていたので、難なく肩を掴み、バスタブに腰掛けさせた。
「抵抗しても無駄な事は、もうわかるよな?」
「ま、待って!落ち着いて!こんな事したって何もならないよ!?」
なんかこの会話だけ切り取ると、アクションドラマのワンシーンみたいだな。
「まぁ、空はそもそも毛が薄いから、ほとんど変わらないだろうけど」
「じゃあやめてよ!なんで、その、下の毛…っ、剃られなきゃいけないの!?」
「そりゃ、決まってんだろ。可愛いからだよ。だいたい空は、腕も足も脇もツルツルなんだから、ココもツルツルにした方がバランスがいいだろ」
「…っ!訳わかんない事、言わないで!」
必死に嫌がる空を無視し、空の股間の目線に腰を落とした。
そして、下腹部にシェービングクリームを塗ってやる。
「や、やめて!ゃう、スースーする…っ」
「キレイに剃ってやるから、動くなよ」
「やだぁっ、おねが、ぃ、剃らないで…っ」
「却下」
俺は、空の申し訳程度に生えた陰毛に剃刀を当てた。
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