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続・かなてぃの恋②
「嘘じゃない。俺と空は恋人同士だ。一緒に住んでる」
「に、2回も言わなくていいっす!」
1番最悪な予想が的中してしまい、俺はショック死しそうだった。
恋人同士?
一緒に住んでる!?
ふざけんな!
なんだよそれ!
「なぁ、吉井、もしかしてお前、空が好きなのか?」
頭を抱える俺にひよし先生は聞いてきた。
まぁこんだけオーバーなリアクションしてりゃ、そう思うよな。
「そうっすよ。俺は結城が好きです」
別に隠しても仕方ないので潔く言った。
「そうか、やっぱあいつモテてやがるんだな。まぁそういう訳だから、悪いが、空の事は諦めてくれ」
「諦められる訳ないじゃないすか!!」
俺は、でかい声で訴えるように言った。
さすがにひよし先生もびっくりしたようだ。
俺は、勢いで言い放った。
「諦められませんよ!俺があいつをどんだけ好きだと思ってるんすか!恋人同士だろうがなんだろうが、俺が略奪してやります!」
そうだ、俺が結城を好きな気持ちは誰にも負けない。
相手が先生だろうが誰だろうが関係ないんだ。
先生は腕組みしたまま険しい顔をしていた。
もしかして、殴られるか?
俺は身構えたが、先生はニヤッと笑って言った。
「宣戦布告だな」
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