115 / 284

続・かなてぃの恋⑩

~金曜日の放課後~ Side かなてぃ いよいよ結城の家にお邪魔するときがきた。なんか緊張してきたな。 「結城の家って学校から遠いのか?」 「んー、電車で30分くらいかな。ゲームあるからあとで一緒にやろうね!」 結城、なんかテンション高いな。 昼休み中も、「かなてぃがうちにくるの楽しみ」ってずっと言ってたしな。 かわいいな。 そして嬉しい。 なんか胸がいっぱいだわ。 「結城、いつもよりテンション高くね?」 「うん、そうかも。だってかなてぃがうちに遊びに来てくれるんだもん」 笑顔でそんな事言われたら、俺嬉しすぎて昇天しそうだよ。 ちょっと反応を見たくてこんなことを言ってみた。 「結城は本当に俺のこと好きなんだな」 すると結城は、 「急にどうしたの?そりゃ好きだよ」 とナチュラルに返してきた。 好きって言われて嬉しいけど、 これは明らかに友達としての好きだ。 LOVEじゃなくてLIKEってやつだ。 そう考えると切ない気持ちになるな、やっぱ。 LIKEをLOVEにするには、どーすりゃいいんだ! また無言でうなだれた俺に「どうしたの?」と顔を覗き込んでくる結城。 この鈍感野郎め‥。 ✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽ アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825

ともだちにシェアしよう!