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ひよしさんの誕生日⑥

「いやーしかし、よく覚えてたよな。俺の誕生日。1回くらいしか言わなかった気がするぜ」 ケーキを食べながら俺は言った。 「ひよしさんだって、僕の誕生日覚えててくれてるじゃん。それに…」 「それに?」 「す、好きな人の誕生日、忘れたりしない…もん」 思わずケーキを噴出しそうになった。 出たよ、可愛さのテロ攻撃。 めちゃくちゃ可愛い顔して、そんなこと言われたら、俺どうしていいかわかんねーよ。 「そーら、顔赤いぞ」 「…ぅ、いじわる…」 意地悪したくなるんだよ。 「何か、空いつもより素直で積極的だよな」 「…ひよしさんが、僕の事、素直じゃないとかいつも言うから、その、誕生日くらいは…頑張ろうと思って…」 うおー、可愛い! もう、なんとかしてくれこの可愛すぎる生き物を! 「空、俺今めちゃくちゃ喜んでるの、わかるか?」 「うん、顔ニヤけ過ぎだもん」 そりゃニヤけるわ。 ♪♪♪♪♪ アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825

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