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ひよしさんの誕生日⑧
「ひよしさぁん…」
暫くすると、空の部屋から声が聞こえた。
「ん?着たのか?早く来いよ」
そう言うと、空が顔だけひょこっと覗かせて言った。
「着たんだけどさ…、恥ずかしいから、やっぱりやめていい…?」
「いやいやいや、着たなら見せろよ」
俺は空の部屋に入り込んだ。
空は慌てて逃げようとしたが、狭い部屋に逃げ場などないので、すぐに諦めたようだ。
そして空のセーラー服姿を見てゴクリと生唾を飲んでしまった。
「やば…」
思わず若者っぽい言い方をしてしまった。
「可愛すぎだろ、おまえ。予想通り、いや予想以上だわ」
空のセーラー服姿、それはもう言葉にできない程かわいい。
女の子みたいに可愛い顔した空だから、似合うとは思っていたがここまでとは…
こんな感じの女の子、ふつーにいるわ。
ショートカットの子、最近多いしな。
つーかそこらの女の子より可愛いんだけど。
じっと見られた空は頬を赤らめながら言った。
「ひ、ひよしさん、これちょっと短くない…?お腹見えちゃうよ」
上の服もスカートも丈が短く、可愛いお腹と、綺麗な足がしっかり見えている。
ノースリーブなので、白い腕やつるつるの脇も丸見えだ。
空はお腹を隠しつつ、スカートの丈を頑張って伸ばして必死に露出を隠そうとしてた。
「あえてそのサイズを選んだんだよ。セーラー服といったら腹チラと短いスカートだろ」
「そ、そうなのかな…」
空にはそのフェチは伝わらないようだった。
「写真、撮っていいか?」
「…わかった」
マジか!やだよ恥ずかしいじゃんバカって言うと思ったのに。
「その代わり、ひよしさんも一緒に映って」
「おう!」
俺らはひっついて自撮りした。
なんかいいなこういうの。
♪♪♪♪
アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825
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