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授業どころじゃない⑫

次の授業の時間も保健室で寝させてもらった。 散々中を弄られて、挙げ句の果てにイかされて、なんかもうぐったりしてしまっていたけど、暫く休んだらだいぶ体力が回復した。 そろそろ授業に戻ろうかなと思って立ち上がろとした時、ベッドを遮るカーテンに人影が見えた。 「結城!具合大丈夫か?」 かなてぃの声だった。 「かなてぃ!?授業は?」 僕はカーテンを開けた。 「抜けてきた!結城が心配だったから…」 「えー、そんなに心配しなくて大丈夫なのに」 わざわざ授業抜けてきたなんて、申し訳無さすぎる。 「なぁ、結城、ひよし先生に何かされたんだろ?」 僕はドキッとした。 「…な、何かって…?」 「や、わかんねーけどさ、ワンチャン変な薬飲まされたりされたんじゃねーかなって思って…。なんかエロい声出してたし…」 かなてぃは僕とは目を合わせずに言った。 僕は誤魔化そうとしたけど、授業をわざわざ抜けてまで来てくれたかなてぃに悪いと思った。 それにかなてぃには嘘とかつきたくないとも思った。 「…ちょっと…、ひよしさんにね…」 僕は伏し目がちに言った。 それだけでかなてぃは何となく事情を理解したらしい。 「あの変態教師…!」 「それには激しく同意です」 僕はかなてぃに同調した。 「なぁ、結城、あんな変態よりさ…、俺じゃダメかな…?」 「…えっ」 なんか話が思わぬ方向に…。 屋上で告白された時のことを思い出して、僕は顔を赤らめた。 あれから、かなてぃとは今まで通り仲良いいけど、かなてぃって僕のこと好き…なんだよね。 実はいまだに信じられないんだけど、こうやって真剣な表情でそういうこと言われると、やっぱそうなのかなぁって思ってしまう。 「結城…、沈黙はやめろよ。ヘコむだろ」 かなてぃがコツンと僕の頭を軽く叩いた。 「だって…反応に困るょ…」 僕は、結局素直にそう言った。 「この正直者」 「ごめん」 「結城、これだけは言っとくけど、今度あんな可愛い顔して、エロい声必死で我慢してたりしたら…お、おしょうからな!」 シーンとしてしまった。 おしょう…?? あ!襲う?? 噛んだ感じ?? かなてぃを見るとやっちまったって感じの顔をしてた。 「…ぷっ」 「あ、てめ、笑うなよ!」 「はは、ごめんごめん。おしょわれないように気をつけまーす」 ちょっとイジりたくなってそう言うとかなてぃは"このやろー"みたいな顔をしていた。 「教室もどろ、かなてぃ」 「そーだな!」 僕は教室に戻り、後半の授業を受ける事にした。 アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825

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