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酔っ払い空くん⑩
「ん、んんぅ~っ!」
一生懸命、頭を上下に動かし、じゅぼじゅぼと音を立てる。
つーか、意外と結構気持ちよかった。
「空、結構気持ちいいぞ。もしかしてお前、練習してた?」
正直、上手ではないんだけど、やり方はわかってるという感じがした。フェラの経験はないと、前に本人が顔を赤くして言っていた事があったから、俺はピンと来た。
絶対に俺に隠れて練習してる。
その証拠に、俺の問いかけに返事をしない。
「なぁ、空、俺に隠れて練習してるだろ?」
「…」
「アイスキャンディーとかで練習してんのか?教えろよ~!」
俺は空のさらさらな髪の毛をわしゃわしゃしながら聞く。
「んぅ、ぅぅぁぃ!」
うるさいって言ったのか。つーか顔真っ赤じゃん。やっぱ練習してるなこれ。今度シラフのときに問い詰めよう。
俺はニヤニヤが止まらず、何よりも俺の為に練習してくれてたとか思うと余計に興奮してもうイきそうになってしまった。
「空…、そろそろ俺出そうだから口離していいぞ」
「んんぅ、ぉむ!」
んーん、飲む!って…
「マジ!?俺、出るぞ…っく!」
俺は空の口の中に白濁を吐き出した。
「んんぅー!んっ、ゲホッ!」
空は頑張って飲み込もうとしてくれたが、飲みきれず吐き出してしまった。
「空、平気か?無理しなくてよかったのに」
「…っ、ごめん、じぇんぶはのめなかった…」
「いーんだよ!空、気持ちよかったよ。ありがとう」
俺は空の小さな身体を抱き寄せた。
愛おしいってのはこういう感情だろうな。
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