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※第25話

「なかなか柔らかく締め付けもいい具合だね。遠野君が大事にしてきたのが分かるよ」 鹿狩は四つん這いにされて、腰を掲げて肉の動きに合わせて腰を揺らす。 前は貞操具をつけられたままなので、ギシギシと強く締まって痛いはずなのに、ドーパミンのせいか痛みも感じずに身を震わせる。 「ッ、はァ、はァあ、ああ、う.....ッく、ああ、いく、ッう」 「すべくも、皆様に可愛がられて気持ちよくて嬉しいだろう」 耳元で囁かれ髪を優しい手つき撫で梳く感触が、遠野のものだと見えない視界の中でも知覚できる。 「グータンス卿、上の口も躾してますが、お試しになりますか」 遠野が問いかける名前には聞き覚えがある。 協力、してくれているのか。 グータンス卿は、惑星連邦の首席秘書のことだろうか。そんな、大物まで関与しているのか。 それとも協力ではなく、牽制か。 「綺麗な唇だね。じゃあ、試してみようか、私は非常にサディスティックな性癖があってね.....」 グータンス卿と呼ばれた男は軽く口髭を擦り、鹿狩の顎を掴むと、一気に喉奥へと突き立てる。 「ンンンッぐ、ぐ、ぐ」 窒息しかけるような苦しさに首を振ると、更に食道口を擦り付ける。 「ッーーグッう、うーンンンッぐ」 「凄い締まりで、もっていかれそうだ」 背後て腰を振る男は突き上げる速さを更に加速させて、腰をぐいと掴んで激しくぱちゅぱちゅと音をひびかせる。 苦し、い、から、だが、バラバラになっちまいそう。 長いペニスが呼吸を封じて脳みそまで真っ白になる感覚に、鹿狩は悲鳴を上げつつ、身体を本能のまま揺さぶりつづけた。 「おい、大丈夫か」 アイマスクを外されて、鹿狩が霞む視界で天井を見上げると、応接室のようだった。 ひくっひくと肌は痙攣を続けていて、感覚が麻痺したように痺れている。 「きゃく、は」 「帰ったよ、彼らから口コミでで広がると思うから、オークションのアクセス数は増えると思うよ。こっちも出してあげるね」 遠野は貞操具の鍵を開けると、張り詰めているペニスをゆるゆると扱き始める。 「ーーっ、はあ、ッは、アンタは、俺を壊したい、んじゃないの、か」 「そりゃね。壊れたら、私のモノにしてしまいたいけどね。君はそう簡単には壊れないだろう。出来る限りの協力はしているつもりだけど、信用ないのかな」 「っ、んーーッ、ンッ.....い、くっ」 すぐにぷしゃぷしゃと精液を溢れさせて、熱が抜ける身体を何度か震わせる。 「気持ちよさそうな顔、本当に可愛いね。それに、既に情報はリークされているのだから、君が壊れてしまったら困るのは私じゃないかな。なら、協力して君に恩を売ってプロポーズした方が得策だし」 いい提案でしょうと微笑む遠野に、鹿狩はちょっと笑い返して首を横に振った。 「....きもち、いいよ。.....でも、俺には運命の番がいるから.....アンタも、誰も愛せないよ」

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