1 / 4

♯1〜♯5

1:身売りの少年、司 「やだぁ…そんなとこ、舐めちゃだめぇ…」 「美味しいよ、司のお尻はいつだって甘い」  こういうのが好きなんだろ?と思いながら、男に体を好きにさせてやる。金のためだ、これくらいの演技どうっていうことはない。  人として、とか、倫理がどうとか、そんなのは関係ない。  そんなことを言ってる暇があれば、僕は身体を売って生きていく。  たった、それだけのことだ。 2:輪姦  熱くて太い肉棒が、慎ましい蕾を開いていく。クチュ…と小さく音を立てたそこは、一度開いてしまえば後はもう受け入れるだけだった。 「ああッ、あ、っ、あ……ン…!」  初めてだというのに、雄に支配される身体は雌の喜びを感じ始めていた。 「もう、ゆるして…っ」 「ああ? まだ始まったばかりじゃねぇか、泣き言をいうには早すぎるぜ?」  周りの男たちが嘲笑する。こんな多勢を相手にしたら、壊れてしまう。  雪緒は涙を溢れさせながら、首を横に振って懇願した。 3:初フェラ  同じ男だというのに、大きさも形もまるで違う肉棒。 (これを、咥える…のか)  出来るかどうか不安だった。  嫌ではないけれど、大きくて口に入りきるかわからなくて戸惑ってしまう。 「京、無理しなくていいんだぞ」  優しい良輔さんの手が俺の頭を撫でる。無理なんかじゃない。それを証明するために、俺は意を決してペニスをぱくりと口に含んだ。 4:ルーヴェという男 「あッ…そこ、イイ…ッ!」  ルーヴェは高く尻をあげて、もっともっとと腰を振った。突き立てられた黒々としたペニスが激しく抽送される。 「スゴいっ…ああ、死んじゃうッ…!」  もはや何を口走っているのかわからない。ルーヴェは快楽に従順な身体を波に任せ、悦楽の極みに達しようと無我夢中だった。 5:レオヴィルという男  この男は魔性だ、とレオヴィルは思った。  白い肌に弾ける汗。淫らに蕩ける翡翠色の瞳。男を誘う、果実のような唇。 「レオヴィルッ…好きっ…ああ、ッ…壊れちゃう…っ!」  その唇から、ルーヴェは真実かどうかわからないことを囁きかける。  まるで、美しい悪魔だ。私はその悪魔に熱杭を打ちつける。ともに地獄へ堕ちるのなら、恐れるものは何もなかった。

ともだちにシェアしよう!