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♯16〜♯20
16:卵
「ぁうぅッ…!ああンッ、んっ、やぁああ!みっ、見ないでぇッ…!」
ボトッと赤い球がアナルからひり出された。はぁ、はぁと荒く息をしながら、少年はまた、いきむ。まだ腹の中にはいくつもの"卵"が埋め込まれているのだ。その様を眺めて悦んでいるのは血の繋がった、兄。
「可愛いシェイン。孕んでいるものを全て出すまで、ずっと見ているよ」
汗でしっとりと濡れた金髪を撫で、兄は暗い笑いを浮かべた。
17:えせ時代物?
ずちゅ、ずちゅ、という生々しい音。
粘膜が擦れ合い、時折高い悲鳴が聞こえ、雄は深く唸り声を上げる。
「ああ、ああっ……鉄さまッ……!」
「良いか……? 痛くはないか?」
優しい声音に余裕はなく、衣擦れの音がさらに激しくなった。
「はつみ……葉摘、愛している……!」
男は果てたのだろう。極まった唸りをあげ、腰の動きを止める。それと同時に葉摘と呼ばれた少年は足を痙攣させ、体格の良い男の身体に縋り付いた。
18:家庭教師に片思い その1
「ひあぁんッ!」
自ら乳首を弄り、先端を強く押し潰すようにした瞬間、思わず大きな声が出てしまった。隣の弟の部屋に聞こえていないかドキドキする。
謙吾は痛いくらい激しい鼓動がおさまらないまま、左手で握っているモノをゆっくり上下に擦り始めた。右手には、家庭教師の片桐の写真。
「片桐先生……」
彼のことを想いながらする自慰は恐ろしいくらい気持ちよくて、手を止めることなどできなかった。
19:家庭教師に片思い その2
先生のことを想うと、ありえない場所がムズムズと疼いてきて仕方なくなる。その場所は、排泄器官でしかないと思っていた肛門だ。世間ではアナルと言うらしい。
ついに我慢できなくなってしまった謙吾は、ネットで見た通りに中を綺麗にし、ベッドの上でM字開脚をした。ココに、欲しい――先生の硬くて太いモノが欲しい。
謙吾は叶わない夢を想いつつ、そっとアナルに指を挿し入れた。
20:打擲
「ぁんッ、それ、ッ…きもちいっ……!」
「……こうか? こんなことをして欲しいのか?」
男が嗤う。瞬間、空気を切って手が振り下ろされ、乾いた音が広いホテルの一室に響いた。
「ああッ! あうッ! ああンッ……!」
痛みに苛まれているはずの少年は、恍惚とした笑みを浮かべている。
「イイっ……もっと、強くぶって……!」
「ヒヒ……この変態め……」
打たれるたびに結合部が収縮する。その締め付けによる快楽は計り知れない。男は獣のような声を上げながら、少年の中に熱い奔流を注ぎ込んだ。
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