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姉さんが残した傷痕とのぞみ
「川木、妻のナオだ」
一樹さんが、肩を抱き寄せてくれて。
そんなに、堂々と公言して大丈夫⁉鏡さんや、橘内さん以外の方、皆さん、目が点になってて、口をぽかんと開けてるけど・・・。
取り敢えず、挨拶しないと。
「皆木ナオです、宜しくお願いします」
「川木だ。一樹とは、大学の同期で、腐れ縁の仲だ。あれ、お前・・・前の嫁さんの早織さんに、似てないか⁉」
「姉を知ってるんですか⁉」
「姉・・・⁉って、一樹、お前‼」
川木さんの顔が驚きへと変わった。一樹さん、頭を掻きながら、
「いやぁ~色々あって・・・」
笑って誤魔化そうとしてたみたいだけど。
「見るからにまだ未成年だろう?」
「あぁ、十六歳だ。でも、俺の両親も、ナオの両親も公認の仲だから・・・」
「あのな、一樹・・・」川木さん、しまいには、頭を抱えてしまった。
「でも、川木。ナオは、こう見えて、しっかりしてて、家庭的で、一緒にいて、すごく楽しくて、甘えたい時に甘えさせてくれる。俺には勿体ないくらい大切な存在だ」
一樹さん、顔から火が出そうだよ。
そんなに、誉めないでよ・・・。
「いきなりのろけ話しか。お前も変わったなぁ・・・。まぁ、お前が幸せなら、それでいいんじゃないか」
川木さん、今度は、僕に視線を向けてきた。
ニヤついていた顔から一転、真剣な表情で。
「ナオ、早織さんの事で話さないといけない事がある。今回の件も、誰がやったか、まぁ、大体の予想は付いているんだが・・・。今日は、もう遅いし、明日、出直すよ」
そう言うと、川木さん、お巡りさんに、巡回を強化するよう、声を掛け、帰っていった。
「では、そろそろ私も失礼します。一時間くらいはこの辺りを見回っていますので、なにかあったらすぐに通報して下さい。それと、被害届を後日提出して下さい」
お巡りさんも、川木さんの後を追うように帰っていって、一樹さんたち、警備会社の方と、それから一時間くらい話しをしていた。
「ナオ、今にも泣きそうな顔して・・・大丈夫だよ、心配しなくても」
「そんな顔してた⁉ごめんなさい」
橘内さんや、鏡さんも、今日は居座らず、早々に帰っていった。玄関先で二人を見送ると、一樹さんにぎゅっと抱き締められた。
「お風呂に入って、すぐ、寝よう」
こくりと頷くと、唇に触れるような口付けをしてくれてた。
「やぁん、だめぇ、一樹さん‼」
お風呂に行くはずだったのに。
彼、まっすぐ、ベットに向かって。
あっという間に、服を脱がされ、押し倒され、四つん這いにさせられ、お尻を高く突き出す格好になり、後ろの蕾を、れろれろ、ねっとりと、彼の舌が縦横に動く度、腰が、ぴくぴくして震えが止まらない。
「やっ・・・ん‼だめ、そこ、揉んじゃ・・・」
股の間から顔を覗かせる小さな二つの果実。それを、指に挟み、こりこりと揉みしごかれ、僕の陰茎の先端から、とろっとした、先走り液がつーと、一筋溢れ落ちた。
「気持ちいい⁉」
「うん、うん」と、体を痙攣させながら頷くと、今度は、体を前向きにされた。
「一樹さん・・・だめ、そんなに、激しく吸わないで・・・!!」
半勃ちの僕のに、彼は、しゃぶりつくと、ジュルジュルと、音を立てて、扱き始めた。
「ひぁぁーーあ、っ、ん‼」
その後、息つく間もなく、精液一滴残らず、吸い上げられ、僕はそのまま、意識を手放した。
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