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城の外へ①

リアム達のゴーストがその場から溶けるように消えた途端、今まで【リアムという怨念】により憑依されてたライムスが本来の姿へと戻ると――そのまま床に倒れてしまう。 しかし、彼らが消え去ったとはいえ――問題は、まだある。 リアムの子孫である金髪の男の人・ライムス・引田――そして、誠の四人が負傷している状態なのだ。 「これで城の呪いは完全に解かれた……んだよね?とにかく、皆の手当てをしなくちゃ!!ユウタ……悪いけどミストが負傷した皆を回復している間――本当に城の呪いが解かれたかどうか確認してきてくれるかな!?」 「う、うん……分かったよ――ミスト!!」 ミストに言われて僕は真っ先な城の扉へと向かって急いで走って行く。城の呪いが完全に解かれているなら――扉から外の城下町へと出られる筈だ。 ――ガチャッ…… そして、僕は内心ドキドキしながらも――きっと……城の呪いは解かれているはずだと希望を抱いて、意を決して勢いよく扉を開けるのだった。

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