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第40話
ラシェル視点
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朝食を終えた俺はヤマト様と部屋に戻る途中で思い切って、彼を誘った。
「ヤマト様、俺と街に買い物に行きませんか?」
「買い物?」
「はい」
……直に!!
まぁ、いつもなら商人に出向いてもらったりしているんだが、折角だ!
街案内にかこつけて、俺がデート……したいんだ……けど。
「この国の事を知ってもらいたいですし、旅の準備もしましょう?」
「……確かに。ラシェル、頼む。行こう」
俺の申し出にヤマト様はふわりと笑顔で頷いてくれた。やった!
そこで俺はすかさずヤマト様の手を握ったら……身体を引かれて、腰に手を回され"ぐッ"と上に持ち上げられた。
俺はその力に抗う事すら想像せず、一瞬で爪先立ちに近い形にされた。
そしてヤマト様は俺の唇をペロペロを嬉しそうに何度も舐め、
「ふふ……ラシェルと出掛けるの楽しみだ! ……ラシェル……」
「ふぁ……ふぁぃ……んっ……ん……ヤマト……さっ……ん……っ」
俺もヤマト様の唇を……と舌を出したら、そのまま絡められ口内を舐められた。
角度を変え、息を何度求めたか分からない。
廊下は不思議と誰も通らなくて……お互いを舐めあう音だけが聞こえる。
俺はいつの間にかヤマト様に身体を密着しており……お互いの下肢に熱が灯った……。
そこが触れ合うと熱と硬さが分かり、気持ちが同じなのかと……勘繰ってしまう。
だから……ではないが、俺は"ここ"を離れる事を提案した。
「……ン……ッ……ヤマト、さま……あの……部屋に……行きましょう?」
「ラシェル……うん」
「出掛けるのは……コレを鎮めてから、ですか……ね?」
「そうだな……早く鎮めよう」
そして俺達は身体は離し、笑い合って手を繋いでヤマト様の部屋に向かった。
「……ぁっ……ヤマトさま……」
「ラシェル……」
―トプ……
ヤマト様の大きな手でペニスを纏められ扱かれ、俺は早くも先走りが溢れてしまった。
流れ出た先走りの汁がヤマト様の手で伸ばされ、"ぐちゅぐちゅ"とした音を発する。
俺は更にトプトプと先走りを溢れさせ、ヤマト様のものと混ざり、ペニスが濡れていく。
やがて扱く速度が上がり、俺の陰嚢が"グ"と上に動き……。
「ヤマトさまッ……イきそう……俺っ……! んんッ……は、はぁっ……!」
「ラシェル、良いよ? 俺の手で…………イって?」
そしてヤマト様は扱きながら、俺の唇をペロペロと舐めてきた。
舌も翻弄され、どんどん身体が昂る。
俺は快感ともどかしさに涙目になりながら、ヤマト様のペロペロに舌で答えた。
だって、こうして舐めるのはヤマト様の愛情表現なのだ。
だから俺はこれがたくさん欲しく、出来る限り答えて乞う。
上では舌を絡め、下ではペニスを重ねてお互いを求め合う。
これはこれで……"繋がり"と感じてしまい、俺は夢中だった。
そしてヤマト様が俺の舌を強く吸い、根元を強く握りカリ下をグリグリされた時、
「ん。ぁ、は、はぃッ……ヤマトさま、の……手で、俺っ……おれ、イっちゃ……ぁ、ぁ、あっ……!」
……俺のペニスの硬化が増し、先端の窪みが大きく開き白濁が飛び出た。
そしてヤマト様も一呼吸置いて脈動し、白濁を吐き出してきた。
開いた口から断続的に白濁を噴き出し、俺達は自然と相手を抱き締めていた。
腹部が熱く滑り、ペニスの脈動からまだ吐き出しているのが分かる。
達したペニスを擦り合い、それによって"くちゅぐちゅ"と粘つく音が下腹部から聞こえる。
するとヤマト様が自然な流れで俺にペロペロを仕掛けてきた。
遊ぶ様に舌を動かし、首筋まで舐められた。
そして乳首まで飛び散った白濁を舐め、"ちゅぅ"と両方吸うとスッキリした顔で笑いかけてきた。
「さ、ラシェル、支度をして買い物に行こう?」
「……はい」
俺達は少し抱き締め合い、身体を清めて身支度をして部屋を出た。
―……どこか甘さを漂わせる二人を見つめる六つの瞳。
その内の一つはラシェルのみを憎々しげに、次の目は全体を見ながらどこかニヤニヤ顔。
残る目はラシェルに欲情しヤマトを羨望的に……睨んでいた。
そして……
―ガリ……ッ……ガリ……
この音には実は二つの理由がある。
それは……この時外から見ていてる獣化して乱入しようとするヤトを人化のペルクがずっと押さえており、ヤトの獣の爪が床や壁に深い跡を残す音。
もう一つは、部屋の壁裏から、薄っすらと水の膜が張りつつある目で左手で壁を引っかき、右手は盛り上がる股間へ伸ばし……壁を蹴破って出て行きたいが二人を見たい葛藤する男、ジークランがいたのだった……。
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