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Side 空
雨に打たれた次の日は、案の定、風邪を引いて学校を休んだ。
微熱だったから、次の日には熱は下がっていたけど、学校には行かなかった。
いや、外に出たくなかった。
外に出ることが怖かったんだ。
ストリート仲間のところに行く気力もなかった。
部屋で布団にくるまって日々を過ごしていた。
先生に会いたかった。
何度も電話しようと思った。
でも、こんなに先生ばっかりに助けを求めていいのかわからなかった。
先生にとって、僕は、沢山いる生徒のうちの1人に過ぎない。
先生を困らせたくなかった。
友達もラインをくれたりしたけど、返事をする気力もなくて、僕はスマホの電源も切ってしまっていた。
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