41 / 51
40
学校を休んで3日目の夕方だった。
インターホンが鳴った。
僕は、ビクッとした。
あの男が家まで嗅ぎ付けたのかもしれない。
怖くて、震えた。
インターホンは何回か鳴ったが、出なかった。
居留守を使ってやり過ごそうと思った。
布団にくるまって、鳴り止むのを待っていた。
暫くして、ベルの音がしなくなった。
帰ったのかな。
ホッとしていると、次の瞬間、玄関の扉の向こうから大きな声が聞こえた。
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
41 / 51
ともだちにシェアしよう!