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第7話

エッチしたい。 身体がムズムズしてる。 やばい。 なんで男に欲情? 布団を捲ってズボン越しに触る。 もしかしたら下着見たら萎えないから。 相手のちんこでも見たら、萎えるかもしれない。 僕と同じモノ、いやこの身体なら巨根かもしれない。 陰毛だってジャングルかもしれない。 見たら萎える。見たら萎える。見たら……。 ベルトを外し、念のためベルトで腕を上に縛っておく。 それでも起きない無防備な彼に、興奮してしまう。 カチャカチャとフォックを外しファスナーを下げる。 ピンク色のボクサーパンツに、胸がきゅんきゅんするのが止まらなかった。 やばい。これはやばい。 どうして全然股間が萎えないんだ。 おもいっきりズルっと下着を下ろすと、萎えたちんこが顔を出した。 「あ、あああんっ な、なに、こ、れっ」 か、可愛い。半被りだ。なかなかの巨根なのに皮が被ってる。 だめ。だめ。可愛すぎる。 さっきから、襲ってくる初めての感覚に戸惑う。 屈強でプライド高そうなおそらく年上の男。 その男を縛って下着ずらして、……僕って本当に変態だ。 おまけにツンツンと皮をいじめてしまう自分のふしだらな行動が堪らなく大好きだ。 「可愛い。皮を剥いたら、起きちゃうのかな。ふふ。毛も男らしい」 えいっと一本毛を抜くと『ぐっ』と男らしい声が漏れる。 喘ぎ声も格好いい。 「膨張率を確認したら、さすがの僕も萎えるかな?」 ツンツンさわっていた半皮ソーセージを片手で握って、真っすぐ立たせてみる。 自分のちんこなら触るけど、他人のをしごくなんて生れて始めてた。 いつか金持ちのおっさん相手に美人局して遊ぶのも悪くないかなって思ってたけど、今僕は、そんな汚れた気持ちから触っているんじゃない。 目の前のこの男の反応が知りたいってだけの純粋な気持ちでやってる。

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