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第4話 身から出た錆 ー一輝sideー
寒い。
ここは何処だ。
僕は目を開けて辺りを見回す。
そこは中学校の旧校舎で使われていた体育倉庫だった。
薄暗くとても静かでそこで僕は手首と足首を縛られ口にガムテープが張られていた。
またこの夢…。みたくないのにいつも出てくるこの夢に僕はいつ解放されるのだろうか。
すると突然ガラガラと重たいドアが開き数人の男が入ってくる。
「やぁ、Ωのかずき君。」
「調教開始だ」
そこには1本の注射器。
違う。俺はΩじゃない。違うんだ。
そう言葉にしたくてもガムテープで塞がれ、ウーウーとしか言えない。
「何言ってんのか分かんねーよ!」
ドスッ!っと鈍い音が腰から響き、少し遅れて腰を蹴られたのだと気付く。
「お前を拉致して何日経ったかわかるか?分かんねーよな。俺達に犯される度に失神して、薬漬けにされてよ。
教えてやる。残念だがまだ1ヶ月しか経っていない。。」
僕は聞いてもないのに口々に言われ、そして自身の中では今日拉致されたのだと思っていた。まさか、薬で記憶を消しているのだろうか。
そんな思考すらも段々出来なくなっていた。
「流石に1ヶ月も飲まず食わずだと糞もしょんべんも出ねぇな。あ、でも俺らの精液を喰わせてっから腹は減ってねぇみてぇだな。」
そう言われ1人の男に腹を触られた。
触られた瞬間思わず体をよじる。僕の身体は全身が性感帯のようになっていた。
「ハハハ!腹を触られただけでこいつ起ってやがる。しょーがねぇなぁ。」
そういって足首の縄をほどき、ガムテープを剥がした。
「ほら、いつまでも寝転がってねーで膝ついて座れ、そんで俺に奉仕しろ。上手にしたらそのギンギンに起ったそこを気持ちよくイかせてやるからよっ!」
そう言いきる前に僕の口にそいつの下を無理矢理蹂躙させられた。
「ンッグゥ…、ウゥ…ック、ウガッ…ック、ハゥ…ゥンック。」
「お前はほんとに淫乱だな。気持ちいいぜ。ック…。にしても、今まで…ッハァ。自分をαだと思ってた、んなんて…ック、滑稽だな…ッハァ。」
周りの男たちはこの光景を見て自粛してる。
「やべっ。で、射精 そう。しっかりくわえろよ。フンッ!」
僕を犯す男は臨戦態勢に入りさらに犯す。喉の奥までつきえづきそうだったが僕は耐えた。
犯した男は達したのか僕の口にたくさん注いだ。
「おい。吐くなよ。ちゃんとのみ込め。」
ング、ン、ゴ…クン。
「よし、いいこだ。良い子にはご褒美やんねぇとな。」
そういって力尽きてる僕をうつ伏せにして腰を持つ。そうやって触られるだけでも僕はイきそうだった。
「やめて、それだけは…」
僕は必死に拒むが下はすんなり受け入れてしまった。
「とか言いながら、お前の穴は悦んでるぜ。ヒクヒクさせてよ、」
そう言われ奥を突かれる。
「ッア!…い…や…やめ…て…。ハァン…ンン…。」
しかし、何かが違った。突かれた記憶しか僕にはない。なのに何故か起ってる自分のそこを暖かいものに包まれた感触がある。
そこで僕は長い夢から目が覚めた。
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