1 / 14

第1話

 ガタガタと床が揺れる度、私は苦悶の声を上げる。後ろ手に縛られた部分が痛む。無理矢理つけられた首輪に引かれ、寝転がる事ができない。  「献上品だ」と言われて奴隷のように服を剥ぎ取られた私の眼下で、キラキラと星のような飾りが揺れる。  女の性奴隷がするようなニップルの飾りをつけられた私を、捕らえた者達が下卑た顔で笑った。銀のリングが乳首に食い込み痛みを感じる。そこからチェーンで下がる星に似た飾りが揺れる度、擦れて痛む。 「おい、あいつこんなのつけられて乳首立ててやがるぜ」 「お綺麗な顔をしてるしな。こりゃあ可愛がってもらえるだろうよ」  肌を舐める視線に嫌悪を感じ、私は男達を睨み付けて罵倒しようとした。  だが男達はその前に私の口をマスクで覆ってしまう。白い革で出来た鳥の嘴のような形のマスクは私の言葉を奪ってしまう。叫ぼうが何をしようが声がくぐもって届かない。 「大人しくしてれば、旦那がいい値で買ってくれるさ」  絶望的な言葉に私は首を横に振って必死に抵抗した。それでも、何も変わりはしない。  私は売られるのだ。領地を守れなかった弱い王子として……

ともだちにシェアしよう!