オレの頭を支えながら、腰を震わせてオレの口の中に放ったクロ。 口内は直接触れあってないからゴムの臭いだけが鼻に抜けてくる。 「ん、んっ...りお、でた」 「ん」 口内から力の抜けたクロを出してゴムを引き離して、クロの頬にキスをする。 「良かったか？」 「初めて、だったから...訳わかんねぇうちに出た」 そう言ってオレを抱き締めてきたクロの手をオレは尻へと誘導する。 「オレも...クロにして欲しい」 「っ...」 あぁ、やっぱりクロの目は凄い。 オレを見る瞳はいつも熱く燃えるような視線をくれる。 「指に...ゴムして？」 「...中触らせてくれんの？」 おずおずと、ぎこちなく中心へ向かってくる指先をオレは柔らかく止めた。 「クロに掻き回して欲しい...」 耳元で甘える様に...オレはクロに伝えた。 その瞬間、一気に背中に弾力とオレの上には...飢えた獣の目をしたクロ。 ゾクゾクと期待が湧き上がり心拍数が上がる。 「りお、抱きたい」 「ん、それはダメだ...」 理由は、解ってんだろ？今更お前のやる事を止めたりしない...でも、オレだってこれは譲れない。 「抱く...挿れなくても、りおを抱ける」 そう言って、オレの顔のあちこちにキスを落とす。 「クスクス、やめろって、擽ってぇって」 手はオレの体をゆるゆると撫で始め、床に足だけ落としてたオレは、床の冷たさとクロの温かさのギャップに快楽より擽ったさを感じた。 「余裕なんか無いから...」 そう言って、クロが膝から下を床に置くとオレの胸を摘んで、舐め始めた。 「っ、う...あ」 「りお、好きだ...りお」 ただ、ただ、オレだけを...見てるクロ。 その強い思いに酔いしれたい。 「あっ...んんっ」 胸の先がクロの尖らせた舌で弾かれビクビクと震える。もう片方も、少しゴツゴツした指先が器用に立ち上がった尖りを潰す。 「あっ、ん、はっ...」 「りお、好き...好きだ」 うわ言みたいに、オレの胸の先に言いながら舐めて噛んで...オレ胸だけでイけるくらい感度育ってるから、徐に覆い被さったクロの腹にオレのがあたってる。 「赤くなった...」 はっ...と、ひとつ息吐いた。