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第70話
首が吸い上げられる感覚にゾクゾクと身体が、これからの行為を期待させる。
「んっ...は」
ちゅっ、と音を立てて離れて行くクロ、その寂しさは一瞬でまたオレの身体のどこかに触れてくれる。
その喜びは何にも変え難い喜びでオレはもう...
「んっ、クロ...もっとクロが欲しい」
「ん、俺も...りおが欲しい」
そして唇が重なると、深い深いキスが交わされる。
離すもんかと、離れるもんかと、互いが互いを追いかけ合う。
「はっ...んんっ...」
オレも声が我慢出来ずに、自然と漏れ出て、気が付けばクロも全身裸になってオレの上にいた。
「りお...」
オレのりおたんと、クロたんがスリスリしてて気持ちいい。
「んっ、クロ...も、欲しい」
「っ、バカっ...ふっ、ぁ、」
...バカ言いながら、出すやつ初めて見た。
オレの上で...クロたん吐き出してビクビクしてるから下から〝りおたん〟擦り付けてやる。
「ぅぁ、りお...」
「一人でなんてずりぃだろ、オレも出したい...な、クロ」
「ん、なら...」
そう言ってゴムを外してから縛ってティッシュに包んだゴミを捨ててから、戻る頃には。
「回復早ぇ」
「若いからな」
なんか負けた気分だった。
またオレの上にかぶさって肌を擦り合わせるとクロがぶるりと震えて驚いた。
「またイったのか?」
聞けば首を左右に降った。
「冷たい...」
何の事かとクロのクロたん見たら、メンソール被ってた。
「変なもん買ったのお前だろうが」
「りおが悶えてたから...気になって」
まぁ、今は慣れたからそうでもないけど、最初すげー冷たさと熱さが来たからな。
「アホ、ほら...そろそろオレで遊べよ」
クロたんにりおたん擦りつけて、クロの顔を引き寄せ唇を重ねた。
「今の...恋人同士みてぇ」
「...まぁ、そこらでヤる相手には、こんな事しねぇし言わねぇよ」
嘘では無い、本心から言ってるんだ。
もうオレはクロに愛されたいと自覚してるから。
クロにハマるのは怖いのに、クロしか見えない事実がオレを悩みのループに引きずり込む。
「りお、好きだ」
そう言って、クロの指が中に潜り込んでくる。
「ふっ、んあっ...ぁ、」
ビリビリ痺れる感覚と、押し広げられた感覚、そしてここでもメンソールが大活躍してオレの中はスースーしながらも熱をもつ。
「早く、素手で触りてぇ」
「んんっ、結果、でたら...好きなだけ、触れ」
「そうだな」
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