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Ⅵ【ファウスト】第57.5話 (おまけ+)⑱
《おまけ+》
- Romantsch hört nicht auf .
〔ロマンチックが止まらない〕⑱ -
『せっかくの夫婦水入らずの時間だったのにねぇ』
「兄上こそ、抜け駆けしないでください」
『おいおい、私はナツキの夫だよ』
「なにか言いましたか?嫁を悦ばせている最中なんで、邪魔しないでほしいんですけど」
「ヒァン」
固い~。
アキヒトの剛直が、お尻の割れ目をグイグイこすって、ファ、やめて~。
「もっと夢中になっていいんですよ。早くパンツ脱がせたいな……」
「愛人ッ!ナツキが嫌がってるだろ」
「統帥の『やめて』は『もっと』だ!」
「ナツキが、そんな事言う訳ないだろ。俺の雄しべを咥えたがってる口なんだから」
ユキト、俺は咥えたがってはっ。
「嫁の口が腐る!」
アキヒト、俺に昂りを押しつけて火花バチバチするなーッ
「統帥!俺と愛人、どちらが好きですか?」
「ナツキ!当然、俺だろ。愛人なんかより、優しく抱くよ」
「激しくしてあげますよ。声も出ないくらい、奥まで突きます!」
「焦らしまくってからのピストンの方がいいよね?」
えっえっえェェー★
『なにも言わなくても分かってるよ』
ハルオミさんっ!?
『私なら君の性癖を、もっと開花させてあげられるよ。
前の慎ましやかなチンコも、後ろのふしだらなマンコも虐め抜いて、快楽を植えつけてあげよう。
獣のように交わって、性の奴隷となった体で歓喜の海に溺れようじゃないか』
ハルオミさん……
あなたが一番、変態だ……
『ありがとう。最高の褒め言葉だよ』
うっ、思考を読まれた★
『さて、どうしようか?このままでは埒 が明かないね』
「俺達三人が言い争っても、時間の無駄だな」
「そうだね、巨根好きのナツキだから」
「巨根好きの統帥にとって、デカマラは大好物だからな」
『巨根好き淫乱妻のナツキは、きっと三本とも咥えて、味わいたいのだろうねぇ』
おい!悪意を感じるな!
俺は巨根好きじゃないーッ!!
「嫌いじゃないでしょ、統帥」
「それは好きという事だよ、ナツキ」
『君は性欲旺盛なんだから、我慢は体によくないよ』
「~~~」
夫ども~~💢
『困ったね。これでは小田原評定だ』
小田原評定にしている原因は、お前達だろ。
『ナツキ。白ブリーフプレイをもっと楽しませてあげるよ。
次は私も、愛用の黒ブーメランから白ブリーフにはき替えるよ。二人で白ブリーフのこすり合いっこ、しよう♪』
………………えっ。
「ナツキに色んなピッチピチ ビキニをはかせるよ。はみ毛も綺麗に剃ってあげるね。……あ、でも~。
はみ毛のままの恥ずかしいナツキと、ビキニでこすり合いっこもいいね♪」
………………えェェっ。
もしかして、はきたいパンツで俺が選ぶのかーッ!!?
変態だ……
このままでは、俺は変態エロエロ兄弟の餌食になるっ
………………アキヒト。
どうした?
なぜ、なにも言わない?
どうして沈黙してるんだ?
まさか、お前ッ
やっぱり白ブリーフなんじゃ!?
「……統帥。実は、俺……」
〈切なさは(フー)止まらない〉
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