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Ⅵ【ファウスト】第57.5話 (おまけ+) ⑰
《おまけ+》
- Romantsch hört nicht auf .
〔ロマンチックが止まらない〕⑰ -
「……ヤだ」
プルプル首を振るけれど、モニターの視線から逃れられない。
「ハルオミさんっ」
お願いだ。
あなたに俺の全てが懸かってるんだ。
俺はシルバーリベリオン
Ωの頂きに立ち、日本を掌握する破壊の創造主
新日本国を建造する、この俺を……
「変態にしないでくれー!!」
『それは、できない相談だね』
サファイアが柔らかな波を湛えた。
『だって、君はもう変態なんだから』
ハルオミさんの股間が膨らんでいる。
小さな布地が、形を変貌させた大きな獲物に下から押し上げられている。
俺のブリーフ姿で、ハルオミさん……興奮してるんだ。
布越しの雄がくっきり象る猛々しさに、俺の下半身がドクドクする。
『君も大きくなってるね』
「ひゃっ」
視姦される感覚に、思わず前を両手で押さえてしまった。
『夫婦で隠し事はいけないねぇ。その手をどけようか?』
有無を言わせない、美しいサファイアの玲瓏……
おずおずと股間から手をどけた俺を瞳の端に捕らえて、満足げな笑みを手向けた。
『いい子には、ご褒美をあげないとね』
「ぁっ」
喉が鳴ってしまった。
ハルオミさんの手が、盛り上がった黒い丘をやらしく這い回っている。
『君がもっと従順ないい子になったら、この先を見せてあげるよ』
「先……」
『これだよ。君の大好きな淫棒が、どこまで大きくなるか見てみたいんだろう?……私が君になにを要求するか、賢明な妻の君には分かっているね?』
俺は………………
『そうだよ、膝を折ったら手をつくんだ。もっと、ケツを突き上げるんだよ。そう……獣みたいで興奮するだろう。
白ブリーフがテントを張ってるね』
「ヤっ」
恥ずかしいっ。
押し隠そうと手を伸ばすけど。
『ナツキ、私を見るんだよ』
ハルオミさんの、アレが……おっきい。
はっきり男性器の形が分かるソレを、大きな手が揉みしだく。
『腰を振ろうか。後背位で私に犯されているのを想像して……そうだよ、私のデカマラに君のオスマンコは今、拡げられているよ』
「アウぅ」
腰が……
どうしようっ。
勝手に動く~
『アァっ、気持ちイイっ。気持ちイイよ。君の肉ひだが絡みついてくるっ』
ハルオミさんが、俺のアソコ……想像してくれてる。
挿入されている。
ハルオミさんのが、俺の中に入ってるんだ。
「俺もっ」
『気持ちイイかい?』
「イイっ!ハルオミさんのっ、ヤンっ。アハアっ、そんな奥まで突かないでぇ~」
『我が儘はいけないよ。君は私の妻なんだから、私の全てを知らなければならないよ。
さぁ、言ってごらん。私の《トリスタン》を、どこに撃ち込んでほしいんだい?』
「奥ぅ~」
『どこの奥だろう?ここかな?』
「もっと奥ぅ~。ハルオミさんの大好きな孔の一番奥がイイ~」
『煽ってくれるね。では、こうするとッ……君はどうなるかな?』
「ハァン、気持ちイイ~」
『《カリ高トリスタン》が、君の蜜壺を虐めているよ』
「先っぽ、おっきいー!ヤン、ヤン。虐めないでぇ~。もっと虐めて~」
「じゃ。統帥の可愛いおねだり、叶えちゃおっかな♪」
………………
………………
………………
なんで、アキヒトの声がするんだ?
後ろから……
それに~
お尻が、やけにリアルに感じるんだけど?
……割れ目に、そそり立つ固い雄を。
「ブリーフ脱がせていいですか?」
耳元をねっとり、声が舐めた。
「俺も、カリ高ですよ♪」
ギャァァァー!!
「なんで、アキヒトがーッ」
お尻にこすりつけられている雄は、アキヒトなのかーッ
「ひどいなぁ。俺、なにもしてませんよ。統帥が腰振って、俺の雄にお尻こすりつけてるんですよ♪」
………………
………………
………………
端 からみたら~
俺が一人で悶えて、よがって、腰振ってたんだよなぁ……
キャー、変態プレイだー♠
Ω統帥たる、この俺の……
変態夫婦による変態プレイを、アキヒトに見られてしまったー!!
「俺にも構って、ナツキ」
後頭部を優しく押さえられて……??
目の前にいきり立つ黒いの、なんだろう?
あぁ、ビキニパンツだ。
黒いビキニパンツの中で、堅固な雄しべが反り返ってるんだ!
………って~★
近すぎないかッ?
生暖かい!
俺ッ、こんもりした丘の頂きにキスしてるーッ!
「ナツキの口、涎でベトベトになって可愛い」
欲色のダイヤモンドが、俺を見下ろしている。
「ビキニが唾液で濡れて……俺も、お漏らししちゃったみたいだね」
………………ユキト!!
ここにも変態がいたー★
〈切なさは(フー)止まらない〉
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