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Ⅵ【ファウスト】第57.5話 (おまけ+)⑳

《おまけ+》 - Romantsch(ロマンティッシュ) hört(ホルト) nicht(ニヒトゥ) auf(アウフ). 〔ロマンチックが止まらない〕⑳ - 「確かめますか?」 グイっと腰を引き寄せられて、固いソレを孔に押し当てられる。 ズボンの下のコレ……生なのか? ……って★ なに考えてるんだーッ、俺ーッ 生だから、なんだっていうんだ。 それがどうした。 そもそも、こんなデカい物を平常時プラプラ垂らしておくのか? 邪魔で仕方ないだろう。 ………ジッパーを下ろしたら、ブルンッと出てくるのだろうか? ダメだーッ 気になる! 気にしてはいけないのだけど、気になってしまうっ。 ………これは、アキヒトの罠なんだ。 俺にジッパーを下ろさせようとしているのは、火を見るより明らかだ。 シルバーリベリオンを策で欺こうとは……アキヒト、成長したな。 …………………………気になる~。 アキヒトは本当に、パンツをはいていないのか? 「自分の目で見たら、すっきりしますよ」 「いいっ」 見たら最後。 はいていても、はいていなくても、俺はアキヒトに食べられてしまう。 あ、俺がアキヒトのナニを食べるのか。 ……って、どうでもいいわっ! アキヒト~。固い雄すりすり、するなーっ。 「俺とおそろのパンツは、はけないから。統帥の可愛い雌しべを可愛いレースのリボンで、クルクル結んであげよっかなー♪」 そんな事したらっ! 「統帥、イケなくなっちゃいますねっ★」 ………!! 「涎垂らしてハァハァ身悶える統帥を優しくなだめて、激しく抜き差ししてあげます。 たまには、俺だけイクのもいいかな?」 「やめろー!」 「そっか。統帥は俺と一緒にイキたいんですね。嬉しいです♪」 チュッ うなじにキスを落とされた。 「違うッ、そうじゃなくって。リボン!」 「リボンじゃない物、巻きたいんですか?……なら、アレ使いましょう!」 背後のアキヒトが、とーってもご機嫌なんだが~。 話が変な方向に走ってないか? 聞きたくない。嫌な予感しかしないのだから! しかし、聞かなければ。 俺自身の『俺自身』の事なのだから。 「………………アレとは、なんだ?」 「貞操帯です」 ……………… ……………… ……………… えっと~ ……………… ……………… ……………… 『ていそうたい』って、なに? 『名案だね。早速、ナツキの喜びそうな物を見繕おうじゃないか』 ハルオミさんっ、『ていそうたい』がなんなのか知ってるのかっ。 「ナツキは小さいから、特注した方がいいんじゃないかな」 ユキトっ、お前も知ってるのかっ。 「やっぱり金属製を付けたいですよね」 アキヒト、なんなんだっ。『ていそうたい』って。 『鍵は3本作って、各々で管理しよう』 鍵? 3本? ここにいるのは4人だから、1人仲間外れにするのか。 可哀想だろ! 「ユキト……」 「ん?」 「『ていそうたい』って、なに?」 にまー♪ どうしたんだっ、ユキト! 顔の筋肉、壊れたかっ。 お前、元はいいんだから。 筋トレだ、顔の筋トレしろっ。 にまにまー♪ ダメだ。 ユキトの表情筋、崩壊(アポトーシス)だ~。 にまっ♪ 「貞操帯ってっていうのはね、ナツキの可愛いココ」 「……ココ?」 ユキトの視線が指しているのは、俺の……お股だ。 「ナツキのおちんちんを檻の中に入れて、鍵をかけて、勝手に射精できなくするんだよ。 ナツキを、いい子にするための道具、付けようね♪」 ……………… ……………… ……………… 「ナァァァァァーッ!!」 ………………だから、鍵が3本。 仲間外れは俺だったーッ♠ 〈切なさは(フー)止まらない〉

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