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Ⅵ【ファウスト】第57.5話 (おまけ+)21
《おまけ+》
- Romantsch hört nicht auf .
〔ロマンチックが止まらない〕21 -
「俺は、いい子だーッ!」
ててて、ていそうたい~♠
「そんなの付けなくても、いい子なんだーッ!!」
『巨根好きは淫乱への第一歩だよ』
「兄上。ナツキは既に淫乱です」
『あぁ、そうだったね。君は、変態ドMの淫乱妻だったよ』
「俺の嫁ってば、巨根好きの変態ドM淫乱Ωなんですから~。統帥は悪い子ですよ♪」
……夫ども~💢💢💢
俺、可哀想だ……
鍵仲間に入れてもらえないばかりか、アレを檻の中に入れられてしまう。
なんにも悪い事してないっ!
俺の物なのに。
アソコに鍵をかけられて、俺の物じゃなくなってしまう~。
「射精どころか、勃起も自由にできなくなりますよ。なにせ統帥のちんこ、檻の中ですから♪」
嬉しそうだなッ、アキヒトッ
檻の中にお前自身が入れられたら、どう思う?
自分の嫌な事は、他人にもしちゃいけないんだぞ。
『嬉しそうだね。君の大事なムスコを監禁してあげるよ』
全然嬉しくない!
ハルオミさんこそ。なんだ、その百万ドルの笑顔は。
妻のアレを監禁して、あなたはそれでも夫かッ
『夫だからだよ。君のムスコを入れた卑猥な檻に、南京錠を掛けて、戸締まりするのは夫の義務だよ』
南京錠……が、俺のアソコに垂れ下がるのか!!
嫌だ。俺のアレが淫乱の象徴になってしまう♠
そんな俺自身、見たくない!!
『見たいよ、私は。君は賢明な妻だから、きっと理解できるよ。
閉じ込められる悦びを、夫婦で分かち合おうじゃないか』
嫌ァァァーッ♠
閉じ込められるのは、俺だけだろうーッ
南京錠付きの檻に。
ムスコを監禁されるの嫌ァァァー!!
「ナツキの可愛いおちんちんは監禁されてしまうけど、おしっこはできるから安心してね」
…………………………は?
「先っぽに空いている穴から、おしっこできるよ」
そうなのか!
すごいな、貞操帯。
付ける気が湧いてきたぞっ♪
………………なんて言うと思うかーッ!
ユキト。アレにそんな物を装着しなければ、心配する必要もないんだよっ。
「でも、鍵を開けないと、おちんちんが洗えないから。これからは、俺と一緒にお風呂に入ろうね!」
「~~~」
俺は子供かッ
風呂くらい一人で入らせろ!
「泡まみれにしたら、皮を剥いて綺麗に洗ったげるね」
余計なお世話だッ♠
「貞操帯に毛を巻き込むと痛いから、陰毛剃っていいですか?統帥」
「よくないーッ!」
「統帥、ボーボーだから。剃毛しないと絶対痛いですよ」
毛深い人は情が深いんだァ!
「………………お前達」
俺の夫どもよ、よく聞け!
「そこまで苦労して、俺に貞操帯を付けるメリットがどこにあるーッ!」
夫ども、反論があるなら聞いてやろう。
どうした?
声も出ないようだな。
ようやく己が愚行に気づいたか、フハハハハー!
「……あの、統帥……苦労じゃないですから」
「えっ?」
「統帥の下の毛を剃毛できるの、嬉しいです♪」
「えェー?」
「ナツキとお風呂で洗いっこするの、楽しみだよ!」
「えェェー?」
『君を困らせて新たな境地に導くのは、夫たる私の務めだ。期待に胸が膨らむよ』
「えェェェー?」
『あぁ、アソコも膨らんでしまうね』
「やかましいわっ!」
二人の夫が詰め寄る。
モニターの中の夫の視線がにじり寄る。
「ナツキ……」
「統帥……」
『貞操帯はね……』
『「「夫の夢だよ♥」ですよ♥」なんだよ♥』!!!
悪夢だァァァァ~ッ♠♠♠
〈切なさは(フー)止まらない〉
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