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Ⅵ【ファウスト】第57.5話 (おまけ+) 22
《おまけ+》
- Romantsch hört nicht auf .
〔ロマンチックが止まらない〕22 -
幸せいっぱい♪夢いっぱい♪の貞操帯が、俺の大事なアソコに装着されてしまう~。
夫達が、幸せいっぱい♪夢いっぱいだ♪
ムフフフ~♪
ウフフフ~♪
気持ち悪いぞ!
ユキト
アキヒト
お前達、顔の筋肉はどうしたっ。
軟体動物になったのか。
元はいいんだから、筋トレだ。
筋トレしろ。
ムフフフ~♪
ウフフフ~♪
顔の筋トレしろォォーッ
スポーン!
にゅぽーん!
「ぅわっ、俺のズボンっ」
見事な連携プレイだ。ライバルが手を組むと、こんなにも鮮やかなのか。
白ブリーフが膝下まで、スポーン!……と引き下ろされた。
にゅぽーん!……と、お股の突起物が飛び出すやいなや、ふわっと体が浮いた。
脇に腕を差し込まれて、後ろからユキトに抱えられた瞬間、脚からブリーフが抜き取られる。
「アー!」
なに投擲 してくれたんだ。アキヒトーッ
希望の白ブリーフが消えてなくなった~
……って、おい。
ちょっと待て。
まだ、貞操帯……ないよな?
青天の霹靂
突如、降って湧いた貞操帯は、ハルオミさんの勝負パンツ コレクションにもない。
……じゃあ、なんで?
俺、すっぽんぽんにされたんだー???
ヌフフフフ~♪
不気味な笑みが響く。
ヌフフフフ~♪
モニターから、変態の笑い声が忍び寄る。
ムフフフフ~♪
ウフフフフ~♪
ユキトっ!
アキヒトっ!
ヌフフフフ~♪
ハルオミさんまでっ!
『さぁ、身体測定の時間だよ』
……身体測定って。
出席番号順に、身長と体重を保健室で測るやつだろ。
服脱いで、パンツ一丁になって、一列に並んで順番に測るやつだろ。
「なんで、すっぽんぽんなんだーッ!!」
『君の言っている事は道理だ。シュヴァルツ カイザーは、君の思考を読み切っている。
君だけに寂しい思いはさせないよ……
君の第一夫として、私は既にパンツ一丁になってるよ!』
ちゃうわっ!
あなたは単に暑いから、パンツ一丁なんだっ。
司令室の空調、壊れてるからなっ。
『私の黒ブーメランに、見惚れてしまったのかい?目がハート♥だね』
……目が点、な!
『夫達!愛しい妻に寂しい思いをさせてはいけないよ。第二夫!』
ユキト!
『第三夫!』
アキヒト君!
『第一夫が命じる。脱げ!!』
「……………………ハァァ~??」
なんの話だーッ!
……って~★
バサァーッ
アキヒトっ、上着を脱ぎ捨てるな!
ブワサァーッ
ユキトっ、お前はピッチピチ ビキニかーッ!
……なんだっ。
背筋にゾワゾワ迫ってくる悪寒はっ。
ウフフフフ~♪
ムフフフフ~♪
ヌフフフフ~♪
『楽しい身体測定の始まりだよ』
ギャァァァァー!!
〈切なさは(フー)止まらない〉
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