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Ⅵ【ファウスト】第57.5話 (おまけ+)26
《おまけ+》
- Romantsch hört nicht auf .
〔ロマンチックが止まらない〕26 -
「統帥!しっかりしてください。大丈夫ですかっ、統帥!」
「………アミ…アミ~」
「統帥っ、気がつきましたか!」
「………アミ…ヒトぉ~」
「アミヒトじゃないです!アキヒトです!」
「アキヒト……」
「そうです。アキヒトです」
アキヒトが俺の体を抱き起こして、扇いでくれている。
「ナツキ、これ飲んで」
ユキトから手渡されたペットボトルの水を、口に含んだ。
飲んでいる間も、ユキトが手を添えてくれている。
「こぼしてるよ。口許がベタベタだ」
一気に半分くらい飲み干した水が口の端から伝って、濡れてしまった口回りを、ユキトがハンカチで拭いてくれた。
「統帥に網パンは刺激が強すぎましたね。すみません」
よしよし……と。アキヒトの手が、背中をさする。
俺の夫達は優しい。
ごめんな。お前達の事、変態エロエロ夫なんて言ってしまって……
「きれいになったよ」
チュッ
ユキトの唇が、唇に触れた。
「消毒です」
チュッ
アキヒトが唇にキスを落とした。
……なんだか恥ずかしいな。
こういうの、改めてされると……
『そんな顔を見ては嫉妬してしまうね』
たぶん耳まで真っ赤な俺の顔、モニターの中のサファイアが映している。
『君の夫がここにもいる事を、忘れてはいけないよ』
「ハルオミさん……」
俺の菫の左目を捕らえて離さない。
紺碧の双眼に魅入られた目で、モニターを見つめる。
欲に濡れているのに、穏やかで……しかし、内に激しく引きずり込む目をしている。
蒼い深海の奥深くへ誘 う目を……
モニターの中の彼と見つめ合う。
「ハゥアんッ」
どうしたっ?
(俺の……アレ★)
昂りに予期せぬ刺激が走った。
………つか~
(まだ勃ってたのかァァー!)
俺っ、カチカチに怒張させたまま、ハルオミさんと見つめ合っていたなんて~……
……恥ずかしすぎる。
Yo!性!視線がナニを刺激する♪
生出し、魅惑のトルネード!……じゃないかッ
否
まだお漏らししてないから、トルネードは回避している!
鈴口を出発した先走りは、辛うじて垂れていない。お漏らししてないぞ!
後は、こいつを萎えさせるだけだ。
(………………どうしたら萎えるんだ?)
俺、絶倫なのかなぁ?
フル…ぼっき~……じゃないかーッ♠
「ハゥ」
「あ、ごめん。きつかった?」
「ユキトぉー!」
お前かッ
股間の衝撃は!
せっかく見直したのにっ。お前という奴はーっ。
「サイズ測るなーッ!」
俺のイチモツにメジャーを巻くんじゃない。
「………」
「………」
ユキト?
「………」
「………」
なにしてるんだ?
測られたのは不本意だが、測定し終わったらメジャー……緩めてくれてもいいんじゃないかな?
「ナツキがトルネードしないように、巻いたまま絞めてあげるね!」
「ユーキートー!!」
メジャーグルグル トルネードするなー!
お漏らしトルネードせんわー!
んなお気遣い、要らんーッ
「統帥、危ない!暴れないで!メジャー トルネードでグルグルなんですよ。
大事なアソコが怪我したら、どうするんですかっ」
「アーキーヒートー!!」
心配している割りには、お前。俺のナニを、指でプルンプルンして遊んでるな?
「だって、統帥の可愛くって♪クセになるんですよ」
プルンプルン♪
「次は皮剥いて、プルンプルン♪していいですか?」
「ダァァァーッ!」
「暴れちゃダメですってば!怪我しますよっ」
プルンプルン♪してるクセにっ。
本気で心配してないクセにっ。
どうせ俺は一生、童貞だから!
童貞にアレを雄として使う日なんて、一生訪れないんだからっ。
怪我したっていいんだもん~゜゜(´O`)°゜
「もうーっ、我が儘言わないでください」
つぷり
「ハウゥゥぅ~」
アキヒトの指が~~
大事な孔に入ってる~~
……いつの間に、指にローション塗ったんだ?
「さっさと長さと外周測って、ヤりますよ!」
こらー!
孔に指、入れたら抵抗できないじゃないかーッ!
「ヒンっ」
動くとグラインドされて、イイトコロに指が当たっちゃう~っ。
「あれ?ちょっとくらいなら、暴れていいのにぃ~」
ペロンッ
アキヒトの舌が耳朶をねぶる。
「俺がナツキのおちんちん、メジャーで絞めていてあげるよ」
キュゥんッ
ユキトっ、いま絞めると刺激になって……逆効果だッ
「お漏らし、我慢できるからァ~っ」
「我慢できた試しがないのが、統帥ですもん♪」
「ナツキは堪 え性ないからねっ!」
ペロンッ
ペチペチっ
耳舐めて、定規でアソコ、ペチペチしないでぇ~
キュゥんッ
絞めちゃヤァァー!
「………あ」
『どうしたんだい?』
「アキヒト?」
「愛人?」
「………この長さと外周………モンキーバナナと同じ寸法だ!」
「やかましいわーッ!」
プシュー
「島バナナだよ!」
「ユキトォォー!湯気出して、永遠に寝てろーッ!」
プシュー
俺のナニはモンキーバナナかッ
島バナナが股間から生えているのかッ
「俺のは、ジャイアント・キャベンディッシュだァァーッ!」
アキヒト……
ユキト……
撃沈★
「このエロエロ夫どもがーっ💢!!」
〈切なさは(フー)止まらない〉
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