229 / 288

Ⅵ【ファウスト】第57.5話 (おまけ+)26

《おまけ+》 - Romantsch(ロマンティッシュ) hört(ホルト) nicht(ニヒトゥ) auf(アウフ). 〔ロマンチックが止まらない〕26 - 「統帥!しっかりしてください。大丈夫ですかっ、統帥!」 「………アミ…アミ~」 「統帥っ、気がつきましたか!」 「………アミ…ヒトぉ~」 「アミヒトじゃないです!アキヒトです!」 「アキヒト……」 「そうです。アキヒトです」 アキヒトが俺の体を抱き起こして、扇いでくれている。 「ナツキ、これ飲んで」 ユキトから手渡されたペットボトルの水を、口に含んだ。 飲んでいる間も、ユキトが手を添えてくれている。 「こぼしてるよ。口許がベタベタだ」 一気に半分くらい飲み干した水が口の端から伝って、濡れてしまった口回りを、ユキトがハンカチで拭いてくれた。 「統帥に網パンは刺激が強すぎましたね。すみません」 よしよし……と。アキヒトの手が、背中をさする。 俺の夫達は優しい。 ごめんな。お前達の事、変態エロエロ夫なんて言ってしまって…… 「きれいになったよ」 チュッ ユキトの唇が、唇に触れた。 「消毒です」 チュッ アキヒトが唇にキスを落とした。 ……なんだか恥ずかしいな。 こういうの、改めてされると…… 『そんな顔を見ては嫉妬してしまうね』 たぶん耳まで真っ赤な俺の顔、モニターの中のサファイアが映している。 『君の夫がここにもいる事を、忘れてはいけないよ』 「ハルオミさん……」 俺の菫の左目を捕らえて離さない。 紺碧の双眼に魅入られた目で、モニターを見つめる。 欲に濡れているのに、穏やかで……しかし、内に激しく引きずり込む目をしている。 蒼い深海の奥深くへ(いざな)う目を…… モニターの中の彼と見つめ合う。 「ハゥアんッ」 どうしたっ? (俺の……アレ★) 昂りに予期せぬ刺激が走った。 ………つか~ (まだ勃ってたのかァァー!) 俺っ、カチカチに怒張させたまま、ハルオミさんと見つめ合っていたなんて~…… ……恥ずかしすぎる。 Yo!性!視線がナニを刺激する♪ 生出し、魅惑のトルネード!……じゃないかッ 否 まだお漏らししてないから、トルネードは回避している! 鈴口を出発した先走りは、辛うじて垂れていない。お漏らししてないぞ! 後は、こいつを萎えさせるだけだ。 (………………どうしたら萎えるんだ?) 俺、絶倫なのかなぁ? フル…ぼっき~……じゃないかーッ♠ 「ハゥ」 「あ、ごめん。きつかった?」 「ユキトぉー!」 お前かッ 股間の衝撃は! せっかく見直したのにっ。お前という奴はーっ。 「サイズ測るなーッ!」 俺のイチモツにメジャーを巻くんじゃない。 「………」 「………」 ユキト? 「………」 「………」 なにしてるんだ? 測られたのは不本意だが、測定し終わったらメジャー……緩めてくれてもいいんじゃないかな? 「ナツキがトルネードしないように、巻いたまま絞めてあげるね!」 「ユーキートー!!」 メジャーグルグル トルネードするなー! お漏らしトルネードせんわー! んなお気遣い、要らんーッ 「統帥、危ない!暴れないで!メジャー トルネードでグルグルなんですよ。 大事なアソコが怪我したら、どうするんですかっ」 「アーキーヒートー!!」 心配している割りには、お前。俺のナニを、指でプルンプルンして遊んでるな? 「だって、統帥の可愛くって♪クセになるんですよ」 プルンプルン♪ 「次は皮剥いて、プルンプルン♪していいですか?」 「ダァァァーッ!」 「暴れちゃダメですってば!怪我しますよっ」 プルンプルン♪してるクセにっ。 本気で心配してないクセにっ。 どうせ俺は一生、童貞だから! 童貞にアレを雄として使う日なんて、一生訪れないんだからっ。 怪我したっていいんだもん~゜゜(´O`)°゜ 「もうーっ、我が儘言わないでください」 つぷり 「ハウゥゥぅ~」 アキヒトの指が~~ 大事な孔に入ってる~~ ……いつの間に、指にローション塗ったんだ? 「さっさと長さと外周測って、ヤりますよ!」 こらー! 孔に指、入れたら抵抗できないじゃないかーッ! 「ヒンっ」 動くとグラインドされて、イイトコロに指が当たっちゃう~っ。 「あれ?ちょっとくらいなら、暴れていいのにぃ~」 ペロンッ アキヒトの舌が耳朶をねぶる。 「俺がナツキのおちんちん、メジャーで絞めていてあげるよ」 キュゥんッ ユキトっ、いま絞めると刺激になって……逆効果だッ 「お漏らし、我慢できるからァ~っ」 「我慢できた試しがないのが、統帥ですもん♪」 「ナツキは(こらえ)え性ないからねっ!」 ペロンッ ペチペチっ 耳舐めて、定規でアソコ、ペチペチしないでぇ~ キュゥんッ 絞めちゃヤァァー! 「………あ」 『どうしたんだい?』 「アキヒト?」 「愛人?」 「………この長さと外周………モンキーバナナと同じ寸法だ!」 「やかましいわーッ!」 プシュー 「島バナナだよ!」 「ユキトォォー!湯気出して、永遠に寝てろーッ!」 プシュー 俺のナニはモンキーバナナかッ 島バナナが股間から生えているのかッ 「俺のは、ジャイアント・キャベンディッシュだァァーッ!」 アキヒト…… ユキト…… 撃沈★ 「このエロエロ夫どもがーっ💢!!」 〈切なさは(フー)止まらない〉

ともだちにシェアしよう!