｢うえぇっ？！急に、こんな……。｣ 動揺する俺をおいてけぼりにして三堂さんはことを進めていく。仰向けになっている俺の視界に入ってくるのは長い指にぬるぬる絡みついているローションぐらい。 よくわからない状況に目を泳がせていると、急に股間にぬるぬるとした感触が襲いかかる。 正体はいうまでもない。 ｢ひっ、あ……ふぅ、んっ｣ マッサージするみたいな丁寧な手つきで全体を愛撫されると、腰が蕩けて自然に声が漏れてしまう。 ｢どう？気持ちいい？｣ 確かに、キモチイイ。 俺の脳ミソは早くも快楽に身をまかせるのもアリかもしれないと思い始めていた。 ｢うっ……あっ、はい……。きもちいです……。｣ 精妙なテクニックにみるみるうちに俺のソコは完勃ちになって、もうお腹に張り付きそうだ。 先っぽだったり裏筋だったり、男のイイトコロばかりを擦られて、早々にイキそうになってしまい下半身に力を入れる。 ｢ああっ……もう、出ます……！手にかかっちゃう……！｣ ラストスパートを……！と思って腰を振りそうになるも、もう少しのところで ｢おっ、と。｣ と、下半身が解放され、一番もどかしいところで不発に終わった。