ほどなくして、料理が運ばれてきた。 どれも綺麗に盛りつけされていて思わず、わあ……！と声を漏らした。 ｢すごいですね！見た目も鮮やかで……！｣ ｢そうかな？まあ、見た目も美味しい方が食事も楽しいかなって。｣ 目を輝かせて料理を見つめる俺を見てクスリと笑う。 ｢じゃあ、食べよっか。｣ ｢はい！いただきます！｣ 運ばれてきた時に一番先に目に入った料理に早速箸を伸ばす。 ｢……んまい！見た目も完璧なら味も最高です！買い物行ってなくてよかったぁ！｣ 俺の褒め言葉に三堂さんは嬉しそうに笑いながら ｢そんなにいいリアクションだとは思わなかったなぁ。太一くんだって毎日隆さんのために美味しいご飯作ってるんでしょ？｣ と問いかける。 ｢いやぁ、作ってますけどこのクオリティでは……。｣ そこから話題は隆さんの話になり、食事中の話はほとんどノロケ話のようになった。