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第3話
「瀧さん、ペニス気持ちいいですか?」
「あ、…あぁッうん、とても気持ちいいよ」
「よかった、もっとおっきくしてあげますね」
「ん、そうだね、太一くんの中に入ったらもっとおっきく硬くなれるから
「瀧さん」
ぐるんッ
(ま、また無視…された!?)
俺がペニスをかわいい太一くんに突っ込んであげるからそろそろ主導権を交代しようと思ったのに、太一くんは俺の意図を汲み取ってくれず、思いっきり俺の体を反転させた。
俺はソファと太一くんを背に、テープルの方を向けられた。その後ろの背の低いソファの上に太一くんが、俺の体を包み込むようにして座った。
そのまま太一くんの足が俺の太腿を開くように中へ入って外に押し広げ、左手で顎を思いっきり太一くんの方へ向けられてもう一度唇を奪われる。
ちゅぶちゅっ、ちゅる、れろれろ
「ん、んんー、んー!」
急な展開に俺は思いっきりびっくりした声を、いや、声にならない声を上げて喚いた。
「あッ…」
「瀧さん、ほら、俺も同じくらい勃っちゃってます。でも瀧さんのはもう先っちょが染みそうですね」
「あっ、へ!?あああん、太一くんちょっとッ」
太一くんの巨根が俺の腰あたりにグリグリと押し付けられている。初めて手と口以外の場所で感じる太一くんの男根はかなり大きく、硬く、熱くなっていた。
スウェットだからこそ太一くんの熱の存在がよりリアルに腰で感じられ、思わずたじろぐ。
それに顎を押さえつけてる左手と反対に、右手は俺のペニスの先端をズボン越しに弄ってきた。
カリカリッと、まるで乳首を弾くように、俺の尿道が擽られる。なのにズボン越しという切なさに、無意識のうちに腰を揺らしていた。
「た、太一くん、その…直に触ってくれないかい?」
「なにをですか?」
「…俺の、ペニスを。早く君に触って欲しいんだ、それに俺もそろそろ君のことを気持ちよくしてあげたいんだけど」
「…わかりました。じゃぁ瀧さんはとりあえず全部脱いでください!俺瀧さんのむきむきな身体が好きだから」
「うん、いいよ」
よし、少し主導権を俺に戻せたな。それに俺のむきむきな男らしい身体が好きだなんて、太一くんのあまり筋肉の付いてないすらっとした体の方が綺麗なのに。
そのまま俺は全裸になって今度こそ太一くんの体をメロメロにしてあげようと後ろを振り向こうとした、
だか、
ガバっ
「え、太一くん。抱きつかれたらそっち向けな
「もう少しこのままでしましょう」
「あっ………うん、わかった」
先ほどと同じ体勢でまた抱え込まれてしまった。
いや、先ほどとは少し違う。スウェット越しだった太一くんの男根がモロに俺の腰になすりつけられている。硬さと熱さに加え、太一くんの先走りが感じられる。ヌメヌメと俺の腰に擦りつけて、時にビクっと感じては、跳ねた。
「太一くん、俺の腰でオナニーしちゃってるの?」
「あッ、はい。瀧さんの腰むきむきで、こすりつけたら気持ちいい…」
「かわいいな、気持ちいいんだね」
「はい、あっ、瀧さんも」
「え、……ちょっと、そこは、あッ…」
太一くんが腰を振りながらまた俺の股間へ手を伸ばした。だか右手はもっと奥に、俺の窄まりにまで手を伸ばしてきた。
「た、太一くん、そこは俺のじゃなくて太一くんのを
「いいから、ちょっとだけ触らせてください」
「いやでも俺はタチだし、やっぱりそこは
「瀧さん、お願いです…」
(はうッ…)
すごい泣きそうな子犬のような声で太一くんがすがってくる…ちらっと横目で見たかわいい顔も捨てられた子犬みたいに、泣きそうな顔を押して俺に懇願していた。
(きょ、拒否れない…)
「わ、わかった。特別にちょっとだけだよ!?それにどうせ俺はバリタチなんだからそんなとこ触っても」
「瀧さん!!ありがとうございます!」
太一くんはぱぁ!と光るような笑顔とともにより俺にくっついてきた。一層強く押し付けられる太一くんの巨根、よく考えたらウケにしては珍しい大きさだ。
そして、太一くんの伸びてきた右手が俺のお尻の孔に触れた。いつのまに付けたのやら、恐らくは俺の先走りがすでに右手についており、思った抵抗のかけらもなく太一くんの中指が一気に第二関節まで俺の中へ入ってくる。
「あぁ、瀧さんの中、やっぱりすごくあったかい」
「あっあっあっ、太一くん。あぁ、ん…」
「すごくうねうねしてます、それに吸い付いてきて、湿ってて、あったかくて、俺の指すっごく気持ちいい……」
「わ、わかったから。んんッ、そんな説明しなくていいよ!!」
「けど、これ、瀧さんも気持ちいいでしょ?」
「そ、そんなことないよ」
正直言ってめちゃくちゃ気持ちいい…
バリタチゆえに一度も触ったことのなかったそこ。
初めて触ったどころか、初めて中へ異物を挿入したというのに、感じたのは快感だった。
押し広げられる感覚、指に吸い付いている内壁の感触、圧倒的な存在感を放つ太一くんの指。
異物感を感じるどころか、その全てが俺に快感と恍惚をもたらしてきた。
「あっあっ、あぁッ!太一くん、いまそっちも触っちゃったら…」
「けど、瀧さんのペニスさっきよりも先走りいっぱい出でますよ、指を動かすたびにヒクヒクしてるし、気持ちよさそうにしてるから」
「んんん、あっ、ん、そんな、ただ太一くんにペニス触られるのが気持ちいいだけだから」
「でも中も気持ちいいですよね?ほらッ」
「ああああッッ…」
もう一本太一くんの指が侵入してきた。
加えて根本まで入れられた二本の指は、狭い入り口をぎゅうぎゅうに押し広げつつ、奥の内壁をバラバラに刺激してくる。こすられるたびに湧き上がってくる快感が体中を満たし、太一くんに握られているペニスへより熱を送った。
あぁ、アナルに指を入れられるのなんて初めての筈なのに、これ結構気持ちいいかもしれない…
俺、タチのはずなのに、
「瀧さん、すごく気持ちよさそうな顔してる…」
「ッ………!!」
ふっと我に帰る。
気持ちいいわけない!!!
俺は太一くんに、かわいいネコの太一くんにペニスをガンガンに突っ込んであんあん言わせるのが気持ちいいんだ!!
ダメだ、ちょっと太一くんに流されてすぎていた。
早く主導権を奪わないと、このまま流されていったら、なんだか…
絶対そんなことにはならないはずだけど、良からぬ事態に発展しかねない!!!
「太一くん、そろそろ俺が太一くんのお尻弄ってあげたいな」
「………」
「…太一くん??」
グリグリグリッ
俺の問いかけに対して無言の太一くんは、今もなお俺のアナルを縦横無尽に動き回っていた。
(や、やばい…なんだかちょっとイキそうに…)
「太一くん、ほら指抜いて、
「瀧さん、もっと気持ちよくしてあげるからッ」
「え、あっ……あっダメッ…んんんんんんん」
ヌポッと、聞いたことのないようなエロい音を出して俺の中から太一くんの指が出ていった。
だけどそれと同時に、先ほどまで腰に押し付けられていたはずの太一くんの、
ネコに似合わないような巨根が、
ズブブブブッ、と聞こえるくらい
俺のアナルへ挿入された。
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