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第1話 オツキアイ
僕たちがまだ小学生のころいつも一緒にいた白羽 と海辺の公園のベンチで他愛ないお喋りしていた。
「ねぇ、白羽。ツキアウって何かな?男の子と女の子じゃないとダメなのかな?」
「はぁ⁉ツキアウって言うのは好きなやつ同士がずっと一緒にいることだろ?」
「じゃぁ、僕、白羽とオツキアイしたい。僕、白羽のことが好き。ずっと一緒にいたい。」
「……え?…。」
僕より少し背の高い白羽は大きくかつ鋭い目を大きく開けていた。
「ダメ?」
「お、お前からそんなこと言われるって思ってなかったからびっくりしただけだ!………でも、お前ならいいよ…。」
「ほんと⁉やったぁ‼これで僕たちずっと一緒だね‼」
「じゃ、俺たち今日からツキアウ、んだからキ、キスしねぇとな!」
そういって白羽は僕の頬っぺたを触り、顔を真っ赤にした僕は緊張して目を閉じた。
チュッ
ただ触れるだけの子供のキス。
白羽は僕にファーストキスをくれた。
「なぁ、誠 は俺にしてくれないの?」
夕日のせいなのかそう言った白羽の頬はほんのり赤に染まっていた。
僕はそんな白羽が可愛いと思ってしまい
チュッ
僕も白羽にファーストキスをあげた。
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