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「琴音」
「……………」
「返事しろ」
「いたっ!」
ベッドでゴロゴロしてると髪を引っ張られて無理矢理顔を上げさせられる。
「仕事に行ってくる。絶対にこの部屋から出るな」
「そんなん言うんやったら、あんたがずっと見とけばええねん」
「あんたじゃねえ」
「…宗一郎」
名前を呼んだことで気分を良くした若頭さんはパッと手を離してニヤリと笑う。
「見ていてやりてえんだけどな、生憎大切な仕事だ。」
「あっそ。」
「……わかった、じゃあお前がこの部屋から出れなくしたらいいんだよな」
「はぁ?」
そんなん、言われんでもこの部屋から出るつもりなんてさらさらないし。そう思ってたらどこからかある物を取り出した。俺の右手首にガシャンと小さな音を鳴らしそれがつけられる。
「何これ」
「見てわかんねえのか?手錠だよ」
「いや、それはわかる」
びっくりしてる間にベッドヘッドに手錠を括らせ、左手首にも同じように手錠がかけられた。
「確かにこれやったら部屋でられへんね」
「あ?それだけじゃねえぞ」
「はぁ、もう何?元から部屋出るつもりなんかないんやけど」
そう言うと履いていた下着を服と一緒に脱がされてケツにローションがかけられる。
「ちょ、何すんねん!やめろや!」
「ただ手錠してるだけじゃお前もつまんねえだろ」
そう言って取り出したピンク色の卵型した玩具を取り出した。あれ知ってる、ローターや。
「慣らしてねえから痛いかもな」
「最っ悪!!」
「力抜いてろよ」
「嫌やっ、やめ…っ!あ!いっ、た…!!」
ローションのおかげで我慢できる程度やけどそれでも痛い。奥の方までそれを入れられてスイッチがonにされる。
「う、うぅ…あ…」
「じゃあな」
そうして部屋から出て行った若頭さんに殺意を覚え、けれどそれより快感が大きく膨らんできて
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