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違和感を覚えて目を開けると両手がベッドヘッドに括り付けられ拘束されていた。下半身を見れば俺が記憶に覚えてるままで顔が青くなる。 不安に感じてるとモノに突っ込まれたバイブが動き出して「ヒッ!」と声が出た。 「あ、やっ、いややっ!宗、ちゃんっ!宗ちゃんッ!!」 「おはよう」 「止めて、止めてっ、あか、んっ!」 「おい、俺はおはようって言ったんだ」 「ひゃ、ぁあっ!やめっ、て…ッ!」 「そんなこと聞いてねえだろうが」 側に座った宗ちゃんが俺のモノを掴んでグッと握る。そのせいでバイブの振動をより強く感じてもうて悲鳴を上げた。 「うるせえよ」 口に手が当てられて塞がれる。 そのままいつの間にか解されていた後孔に熱い宗ちゃんのモノがあてがわれて"挿れる"ともなんとも言わないまま、ぐっとそれを押し込まれた。 「んっ、んんン───ッ!!」 「はっ、きっつ…」 休ませてもくれず自分の思うがままに動く宗ちゃんは、口に当てていた手を離したかと思えばキスをしてきて舌を甘く噛まれる。送られてくる唾液を飲み込んで、それでも口の端から垂れてしまうそれがシーツを濡らす。 「ひ、ひぃっ、あ…っ、い、いく、イクイクッ!」 「どうせ出せねえんだ。勝手に何回でもイってろ」 「ひっ、ど…ひどいっ!ボケ!カス!ちんこ腐ってまえ!!」 「ああ?」 「やっ、あ、ぁぁあ〜っ!」 宗ちゃんの動きが激しくなって、そのせいで達してしまって、でも宗ちゃんの言った通り、バイブに堰き止められて欲を吐き出すことは叶わなかった。 「なあ、俺に謝らないといけねえよなぁ?」 「っ、ん、ふ…あ、ぁ…」 「飛んでんじゃねえよ」 頰をペチペチ叩かれて宗ちゃんに目を向けると結構怒ってはって、何で怒ってるんやっけ…?と回らない頭で考える。 「あ、お、おはよう…か…」 「挨拶されたら挨拶し返すって習わなかったか?」 「んっ、あ、そんなん、宗ちゃ…に、言われる、思わんかった、わ…」 そう言ってニヤリ口元だけで笑うと「そうかよ」と同じような笑みを返されて、やばいと思った時には遅かった。 「あ、あっ、あぁっ!」 「これ、ゆっくり抜いてやろうと思ったけど、気が変わった」 「ひっ!ご、め…ごめん、なさいっ」 「無理」 モノに刺さってるそれの出ている部分を掴みヘラッと笑って、俺が目を見開くのと同時、それを思い切り、勢いよく引き抜かれる。 「ひゃ、ぁあああ───!!」 ビュルビュルと出る白濁が腹にかかる。 あまりの快感に無意識のうちに腰を振って、まだ達しているというのにそんな俺の中をガツガツと犯す宗ちゃんにこのままヤリ殺されるんちゃうかって恐怖を感じた。

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