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「こら琴音!!逃げるな!!」 「逃げるわ!!こっち来んな!!」 組の中を走り回る俺を追いかける宗ちゃんと組員さんたち。 「お前らさっさとあいつを捕まえろ!」 宗ちゃんの怒ったような声が聞こえたきた。途端に流石と言うべきか、組員さんたちはグンと速度をあげて俺との距離を一気に詰めた。 「あー!!もう!離せ!!」 結局捕まってもうた俺は宗ちゃんの部屋に連れ戻される、その間に手足を拘束されてベッドの上にゆっくり寝かされた。 「はい、打つぞー」 宗ちゃんの持つ注射器が俺の腕に近づいてくる。 「やだやだやだ!!やめろって、ほんまに!!そんなん打たんでも俺全然感じるから!」 「知ってる」 「なあほんまにやめて、お願い!どうせなら自分に打って!!」 宗ちゃんが俺に打とうとしてる薬は媚薬。 「嫌だ」 「も、まじ、やめて」 「はい、打つぞ」 「あ、あ…!」 プスリと針が腕に刺さる。 薬を打ち終えて、宗ちゃんはそのまま俺から離れた。 「お前が俺に縋る所が見たいんだよ」 「悪趣味や」 「すぐに薬が効いてくるだろ、そしたら教えろ。動画撮ってやるから」 「ハメ撮りとかいうやつ?絶対嫌やで」 そうやって話してる間に体が熱くなってきた。 寝てたら大丈夫やろって思って目を閉じる。 「ぅ…ん…」 「効いてきたか?」 「…熱い」 「ふぅん」 近づいてきた宗ちゃんはニヤニヤしてて、手足を拘束されてるからろくな抵抗も出来ずに、宗ちゃんの手が俺の太ももに触れた。 「っ…」 「始めるか」 「…ほんまに撮るつもり?しまいに怒るで」 「お前が怒ったところで怖いことはねえよ」 「あっそ。今度宗ちゃんのちんこ舐めた時に思いっきり噛んだるからな」 そう言うとサッと顔を青くした宗ちゃんが「撮るのはやめる」とすぐに心を変えてくれた。

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