39 / 242

第39話 R18

「まずズボンを下着ごと下ろして」 「……はず、かし……」 向かい合ってる体勢だから、脱げば間近で見られてしまう。嫌とは少し違うけど、相当抵抗がある。 とにかく恥ずかしくて、なかなか寝間着に手を伸ばせないでいると、先生は「うーん」と唸った。 「……そうだよなぁ。あ、じゃあ、これは?」 そう言った先生が俺の手を引いた。くるりと身体が反転して先生の上に座らされる。 「これならましか?」 「……は、はい」 背中がすごく密着してるから恥ずかしいのは変わらないけど、あそこからの距離が遠くなったぶん、さっきよりは些かましだった。 「脱げる?」 先生の穏やかな声が耳元で響き、身体が震えた。近くなっただけでこんなにも聞こえ方が違うなんて、今の俺の身体は本当におかしくなってしまってる。 早くこの感覚から解放されたい一心で、先生に言われるがまま、少し身体をよじらせてズボンを下ろした。 「……」 流石に全部は恥ずかしくて、どうしても下着を脱げないでいると、先生が後ろから俺の顔を覗き込む。 「恥ずかしい?」 「……っ!」 (顔、近い……っ) 綺麗な顔に反射的に目を瞑ってしまい、幸いなことに先生はそれを肯定ととってくれた。 「まあ、そうだよな……じゃあ完全に脱がないで良いから、ソレだけ出せるか?」 (ソレって、ち……ちんちんのことだよね……) 「は、い……」 (うう、恥ずかしいよ……) 羞恥心で顔が熱くなるのを感じながら、下着の中に手を入れる。触れたのは、これまでにないくらい熱を持った自身。ソレをゆっくり取り出すと、外気の寒さにピクリと震えた。 「……まだ剥けてないんだな」 「むけ……?」 「ここの皮、剥いた方が良いんだ。その方が清潔に保てる」 先っぽを指差した先生が、軽く中心に触れる。 「んっ……先生……」 「痛かったらすぐ言ってな」 先生は最大限優しい手つきで、俺の先を摘んで皮なる部分を下ろしていく。瞬間、ピリッとした痛みを感じた。 「う……いたっ」 「ごめん」 痛いと訴えれば先生はすぐにやめてくれて、代わりに頭を撫でて落ち着かせようとしてくれた。 (こ、こんなんじゃ、治らないよ……) ほっといても痛い。触っても痛い。それならいったいどうすれば良いのだろうか。不安すぎて涙が止まらない。 そんな俺に、先生は優しく問いかける。 「もう少し頑張れる?」 「……」 (痛いけど、早く……早く楽になりたい) その一心でコクリと頷いて見せると、先生の手が再び俺の中心へ。 「っ……ぅ……うぅっ」 皮を下に下ろして、また元に戻して。頭がどうにかなりそうになりながらも、必死に声を押し殺して耐えた。 「あぅ……ん、んっ」 (先生の手……大きくて、綺麗なかたち……) そんな手が俺のモノを触っている。なんだか先生を汚してしまっているようで、罪悪感がすごい。 こんな嫌なことまでしてくれる先生は、どこまで優しい人なんだろう。そんなことを考えていると、不意に先生の手が止まり刺激が止んだ。 「せんせ……?」 「今日はこのくらいにしとこう。これを毎日やれば、そのうちちゃんと剥けてくるから」 「……でも、まだ……」 俺のモノは硬いまま。 首を少し回して先生を見上げると、先生は余裕なさげな表情で俺の頭を撫でた。 「うん。あとは……自慰のやり方な」 そう言った先生は、すごく色っぽかった。

ともだちにシェアしよう!