6 / 14

第6話

はあああ・・どうしよう・・・。 素面に戻った俺は、ベッドにうつ伏せで枕に顔を埋めてぶつぶつ呟き、罪悪感に押し潰されていた。 「どーしたの?まだ腰たたない?」 「ッ!触んなっ」 布団の隙間から入り込んできた掌に腰をさすられ、身を捩って回避する。 「冷たいな。さっきは、大智~もっとしてぇ~ってあんなに可愛くよがってくれたのに」 「ッ、言ってない」 ベッドでやりまくった後、中出ししたのを綺麗にしてやると無理矢理風呂に連れて行かれ指で掻き回された。当然、それだけで済むはずもなく、もう一ラウンドしてしまった。 脚はガクガクするは腰は痛いはでもう・・。 「最悪だよ」 「っていうか、こんなエロい体抱かないとか、南の彼氏、おかしいんじゃないの」 「お前は盛りすぎ」 まだまだ元気な大智の様子にげっそりしながら、重たい体を起こして服を着る。 「えー、帰っちゃうの?」 「当たり前だろ」 「ま、いいけど」 俺が寝ていた所に大智は寝そべり、俺が着替え終わるまで黙って見ていた。 「じゃあな」 「そんなフラフラでだいじょーぶ?」 「うっさい」 ニヤニヤと、からかってくる大智に背を向けて部屋を出ようとすると、後ろ手に手を掴まれた。 「南のこと奪ってみせるから」 うつ伏せの姿勢で頬杖を突きながら、真剣な顔で宣言されて胸が跳ねた。この歳でドキドキするなんて。 俺はその手を振りほどくようにして部屋を出て、駅前で捕まえたタクシーに乗った 車内で、掴まれた手を見れば、大智の体温が蘇ってしつこいセックスが思い出させる。あんなに何度も求められたのは初めてだったかも知れない。 クソッ・・、ばつが悪い。 自分の体が、まだこんなに熱くなれることを思い知らされた。

ともだちにシェアしよう!