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朝食
そして数分後に春咲がやってきた。
「失礼します。朝食をお持ち致しました。」
お皿は1つ1つ丁寧に運ばれていき最後にナイフとフォークを消毒液のついた布で拭いてから僕の前に置いた。
「では。」
そう言って部屋を出ていくのかと思ったら急に寂しさが溢れてきた。
今までは櫻井と一緒に食べていたのに目の前には櫻井がいない…
「春咲…一緒に食べない?」
「私は基本朝は食べないのですが…」
「じゃあ、座ってるだけでいいから側にいてくれるかな…」
「承知いたしました…」
その後、春咲に何故かずっと見られて恥ずかしながらも食べ終わった。
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