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安心
「おはよう、彼方君」
美晴先生は僕が桜城財閥と知っていながら周りと同じように接してくれる。
お互いに堅苦しいのは嫌だということで今では普通にタメ口で話している。
「今日は始業式だけど出るの?」
「出てみようかな…」
「じゃ、もうすぐ始まると思うから一緒に行こうか…」
「うん…」
「大丈夫だよ!みんなから少し離れた場所に椅子を用意しといたからね。消毒もしといたよ。」
「いつもありがとう…」
そのあと、冬休みの事を話ながら体育館に向かった
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