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始業式
着いた先には人がとても多く吐き気がしたが美晴先生が手袋越しではあるももの背中をさすってくれて落ち着いた。
言われたとおりに僕の席はみんなとは少し離れた場所で美晴先生の隣に座った
「えー、これから始業式を始めます。まずは新入生代表の言葉」
ほんとにこんなのがいるのだろうか…
体育館中に階段を登る音が響き渡る。
そして一瞬目を疑った。
「新入生代表の春咲 歩叶です。」
あの目が離せなくなるような顔立ちに爽やかな声。
それと共に騒ぎ出す女子の悲鳴、というか歓喜の声。
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