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隠し事

「コンコンッ」 「失礼します」 入ってきたのは歩叶君だった。 さっきの事で少し気まずい。 「見た?よな…俺の体…」 昼間言ったとおりタメ口に戻っていた。 「う、うん…ごめん見るつもりは無かったんだ…」 「あの、取り敢えずすぐに謝る癖をやめてくれる?俺だって別に悪気があったわけでは無いって分かってるからさ…」  「あ、ご、ごめん、あ…違う…」 「もういいよ」 いつもの笑わない歩叶君の口角が少しだけ、ホントに少しだけ緩んだ気がした 「で、聞きたい?この体の事」 「え?だって捜索されたく無いんじゃ…」 「なんか隠すのもめんどいから話すよ」 「うん、ありがと…何か嬉しい…」 「は?…ま、いいや」

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