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後悔(Side歩叶)
「僕に触るな!」
正直、彼方に護衛は付けない方が良かったのかもしれない。家では彼方はメガネをかけたりしないから、かっこいい…というか可愛い…。そのせいで護衛たちが彼方に近づこうとしていつも怯えている。
それからもう一つ問題なのが夜だ。勢いで添い寝してもいいと言って今更後悔してる。きっとまだ彼方は自分の気持ちに気付いていない。だから寝る前とかに上目遣いで背中に張り付いてきたり、俺の理性が危なくなる。おかげでここ何日かは寝不足で、授業の内容も耳に入ってこない。
そして今は1番の問題の寝る前。
「歩叶君…歩叶君はどこにも行かないよね?僕から離れていかないよね?」
毎晩の用にこれを聞いてくる。きっと心の中では俺じゃ抱えきれない不安が溜まっていると思う。
「絶対にどこにも行かねーよ。安心しろよ」
そういうと涙目の上目遣いでこっちを見てくる。
「ホントに?絶対だよ、、」
そしてしがみついてくる。これを無意識でやっているんだからホントにたちが悪い。こっちの気も知らないで…
早く終わりたい…
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