102 / 132

久しぶり

「歩叶君、目瞑ってて!」 「は?別に良いけど…」 「チユッ」 部屋に小さなリップ音が響いて歩叶君の目が見開かれる。自分の唇に残った歩叶君の唇の暖かさに少し恥ずかしくなり下を向く。 「ちょっと待ってて」 そう言うと歩叶君は突然立ちあがってドアの方に行ってしまった。 「待って、帰っちゃうの?」 「違う」 歩叶君はドアの方で何やら鍵をいじっていて終わるとまたこっちに向かってきた。 「良くもあんな俺を挑発させるような事してくれたね?覚悟しろよ?」 一瞬、歩叶君の目が狼のように光った気がした。 「え?な…ん…ぁ…」 「ずっと我慢してたんだかんな…」 「んぁっ…はぁ…」 脳内が痺れていく感覚に溺れそうになる。温かい唇の隙間を割って口内に侵入してくる舌が暴れて息がしづらくなる。歯列をなぞられ、舌を絡めて力が抜けてくる。思わず歩叶君のシャツを握ると余計に激しくなる。 「はぁっ…あっゆと…くんっ…」 「顔蕩けさせながら俺の名前呼んでくる彼方って本当に誘うの上手いよな」 「ここ…学校っ…」 「鍵閉めた」 「あぁっ!」 いつの間にかシャツのボタンが開けられていて胸への刺激に飛び跳ねる。 「気持ちいい?」 「はぁっ…うんっ…きもち…い」 胸の突起を摘んだり撫でられたり弾かれたりして僕の下半身に熱が溜まっていく。久しぶりの感覚に気持ちよさが増して歩叶君に縋ってしまう。 「彼方のここもう硬いんだけど?そんなに気持ちいいんだ」 「…んえ?ひゃぁっ!」 ズボンが一気に降ろされて僕の熱を溜め込んだソコが露わになる。これだけでこんなに勃ち上がっていることと、ソコをじっくり見られていることの恥ずかしくなりさで顔を隠す。しかしその手は簡単に外されてしまって、僕の頭上でひとまとめにされる。 「そんっなに…見ないで…」 手で隠す事ができなくてただ先から蜜を流しているソコを歩叶君がじっくり見ている事で余計に蜜が溢れる。

ともだちにシェアしよう!