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プロローグ
あぁ。神様……
なんでも言うこと聞くから時間を戻して……
これが夢じゃないなら俺の人生は終わった
「……あの、これ……何?」
ガチャガチャという聞き慣れない音
自分の置かれている状況を冷静に考える
「手錠。オモチャだよ」
挨拶するみたいに普通に答えた男は
緑川 環 。同い年の25歳 会社の同僚
俺はベットの上に寝かされてる状態で手首に手錠がかかってる
「なんで、て、て、手錠……?」
何これ?どういう事?
あまりのパニックで、噛んでしまう
「暴れると面倒だから」
…………暴れる何かをするつもりなのか!?
パチ……
ギョッとする
「な、何してんだよ!」
ワイシャツのボタンを外され、緑川は何も答えずシャツをめくった
「や……やめろよ……んんっ!」
胸を舐められて変な声が出る
「何、男のくせに感じてんだよ!」
緑川は意地悪くニヤニヤ笑ってる
俺の知ってる緑川は爽やかで優しくて頼りがいのある奴だ
「なっ!違っ……
くすぐった、いだけ……アッ」
まずい!まずい!
人生最大のピンチ
「俺さ。お前の事、気になってたんだよ。
泣かせがいがありそうだなって」
な……泣かせがいって、何!?
「や、やめろよ!離せ!」
ジタバタ暴れるが、手錠は外れない
「ち、面倒くせーな」
緑川は何かを取り出し、口に含んだ
「え!?んんっーー!」
口移しで何かを入れられる
突然のキスでうっかり飲み込んでしまった
「何……を、飲ませた……!」
「媚薬だよ。気持ち良くなるお薬」
「俺……男だぞ……」
「うるせーな。さっさと足開けよ」
開くか!!
「どこまで理性が持つかな。
如月みたいな奴が落ちる瞬間が堪らなく興奮すんだよね」
…………こいつダメだ!頭がおかしい!!
「や、やめ……」
「うわ……怯えた顔、可愛い」
緑川は悪魔みたいに笑うと、
ベルトに手をかけてきた
ジタバタ暴れるけど抵抗虚しく、あっという間にズボンを脱がされた
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